春彼岸の墓参から半年ぶり~
やっと父母の眠る菩提寺のある河口の街への墓参が叶った~
夏の盂蘭盆の墓参は、感染症流行の猛威の前に諦めるしかなかった~
毎日手を合わせ祈る仏壇の遺影に「ごめんなさい」と謝り続ける日々が辛かった~
なんとか菩提寺のある河口の街までの移動手段である松山市駅発の長距離バスの発車時刻に間に合った~
駅のチケットセンターの親切なお姉さんに感謝~♪♪♪
身障者割引のバス乗車券を買うのに身体動作が儘ならない私に、
辛抱強く笑顔で応対してくれた優しいお嬢さんでした~感謝~♪♪♪
先ずは幸先いいスタートでした~
到着した岩松川が海へ流れ込む河口の街は、
秋晴れの空を水面に映す穏やかな秋日和~
旧街道沿いに弁柄格子の家並が続く母の生まれた街です~
菩提寺の臨江寺も古い町並みに融け込む良い佇まい~
手水で手を清め、本堂で手を合わせ、お参りしてから、
墓参の掃除用具を借りて、本堂裏の墓所へ~
やっぱり予想通り~
夏の墓参に来れなかったのが響きました~
鬱蒼とした照葉樹林の裏山斜面にある墓所は草茫々の荒廃状態(ごめんなさい~)
厄介なのが奔放に繁茂する茅の処理だった~
根が深く引き抜くには手強いし、葉に触ると剃刀のように掌を切ってしまう~
剪定鋏は持参したが手袋を用意できなかった~お陰で血塗れの満身創痍~
繫茂した茅との格闘で墓参の一日が終りました~
それと日常生活でも顕著な視野障害による身体動作の緩慢さが、
輪をかけて墓所掃除の作業が遅々として進まない結果に~
結局、墓所を覆う茅と石垣に繫茂する野草の処理は、なんとか終えたが、
裏山の照葉樹林から降り積もった落ち葉の清掃処理作業が、
最終バスの発車時刻が迫る日没を前にして諦めるしかなかった~
まだ処理したゴミを袋詰めにして境内のゴミ集積場まで運ばなければならない~
墓所から急な斜面の石段の上り下りは、気が抜けない白杖による足元の空間認知手探り行程~
健常者の頃から意識的に、山歩きや自転車で鍛えてきた
(父母の介護、看取りの過程で自立歩行できなくなった人間の
身体が衰え死に至る過程を見て来た教訓から)
足腰の人並み以上の強靭さが、こんな時、有難い~♪♪♪
西の山並みに沈む夕陽を浴びて、
父母やご先祖様の墓前で手を合わせ祈った~
なんとか墓守の務めを果たせた安堵感でいっぱいでした~♪♪♪
また昨日は津島商工まつりで岩松は賑やかだったようです。
臨光寺は名刹・・・ここの佇まいもすばらしい。
お墓は秋の彼岸が一番掃除に時間がかかりますね。
我が家もコンクリーなんですが、上からの茅や落ち葉が積もっています。
移動はバスでも作業には細心のご注意を・・・
お父さん、お母さん、先祖の方々は喜んでいると思います。合掌
今朝も寒いくらい気温が下がりました。
間もなく山間部では霜が降りそうな朝の冷え込みです~岩屋寺辺りまで紅葉前線は降りて来ているようです~
私も過去の写真ばかりでなく、今現在の生きている時間の写真撮影と向き合おうと考えています~♪♪♪
そういう意味では、今回の墓参の写真撮影は、いい機会でした~
春夏秋の年三回墓参に訪れる菩提寺のある岩松という古い街並みにも親近感を抱くようになりました。
そう云えば、墓参の墓掃除の最中に、
電話が入りました~
石鎚山岳写真の大先輩であり、何度も一緒に厳冬期の石鎚や瓶ヶ森で野営し山岳写真撮影に挑み続けた写真仲間である79歳(もう80歳かな)の現役山岳写真家、三浦聖さんからでした~
三浦さんは、今、四国88カ所歩き遍路の途上にいます~それも野宿旅~
21日に足摺岬の補陀洛寺まで辿り着いたという知らせでした~♪♪♪
凄いですよね~私より10歳以上年上なのに~
歩き遍路の旅に出る前向きの向上心~♪♪♪
700回以上石鎚に通い続けてきた人だから、
80歳の高齢者といえ人並み以上の体力の持ち主であることは間違いない事実です~
普段から四国に産まれてきたのなら、
四国の霊峰、石鎚同様に巡礼の島、四国遍路の写真を撮らなければならないと、話していましたからね~
でも80歳の老人が、それを(歩き遍路野宿旅)実行するところが凄い~!!
私も負けていられない~
視野障害を克服して、今を生きるために頑張らないと~♪♪♪
三浦さんから勇気をもらいました~♪♪♪