Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

全国放射線情報から見えてくるもの

2012-05-17 | 生活、環境

 

 Yahoo JAPANの全国放射線情報を昨日見つけて、ずっと見ています。

 (ブログトップの右上「ブックマーク」に貼りました)

 

 当初は、私の住む場所(四国、松山)が、福島と変わらないくらい高い数値なのに驚きました。

 対岸の広島も高い。そして瀬戸内沿岸と九州の大分も調べると同様に高い数値。

 これは伊方原発の影響かと疑いました。

 念のために長崎も調べると、ここも高い。

 あっ?60年前の原爆投下か、と納得しました。

 

 ところが北海道から鹿児島まで詳細に調べてゆくと何処も年間1ミリシーベルトの許容限度近い数値ばかり。

 もう日本で比較的安全なのは沖縄や石垣島しかなさそうです。

 

 3・11から一年以上が経過し、毎時1000万ベクレルの放出は、ほぼ日本全国を一律に放射能で汚染したようです。

 武田邦彦氏の3年後に年間5ミリシーベルトの予測値が現実味を帯びてきました。

 毎日の放射線情報は、これから私たちの暮らしの指針となる大事な情報となります。

 

 追加記事。 

 年間1ミリシーベルトは問題ないという意見が多くみられます。

 それでは2011年3月以前の放射線量はどうだったのか?

 色々検索しましたが、ほとんどデータとして出てきません。

 唯一、このQ&Aのサイトで1989年の数値(核実験の影響を示すデータ)と

 もう一つ、埼玉県過去の平常値がみつかりました。

 それによると0・0031〜0・0061マイクロシーベルトとあります。

 やっぱり0・1マイクロシーベルトという値は高いですね。

  

 


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4 コメント

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それでも生きていく・わたし (ホッホ)
2012-05-19 12:57:18
雨が降るのと同じように放射能を受け止めないといけない時期になってきましたね。

SF映画の空想でしか描かれなかった世界が、現実に起こっている事実に驚愕します。
八方塞がりの閉塞感の中で天上を見上げても、そこからも災いが降り注ぐ・・・。

失敗も時間がたてば笑い話で解決できる事が殆どですが、放射能だけは、始末がわるい。

まあ、でも、どうしようもない現実を受け入れて、これからも生きて行くのでしょう。

現実から逃げるわけではないですが、楽しく日々暮らしたいものです。
返信する
放射能と共に生きる覚悟 (ランスケ)
2012-05-19 16:52:42
ホッホさん、忙しい日々に一区切りつきましたか?
こうして久しぶりにコメントが書けるということは好い方向に向かっているようですね。

この放射線情報は、もう逃げようがないということの証しです。
放射能は目に見えないので現実的に考えない人が多いようですが、
自分たちの住み場所が福島と変わらないくらい汚染されているという事実が、ここにあります。
(本当に松山は驚くほど高い数値です。何か嫌な汗をかいているようだ)
そして、この数値は、これからも上がってゆく可能性が高いのです。
未だ福島第一からは毎時1000万ベクレルの放射能が放出され続けているのですから。

先日、「チェルノブイリハート」を観ました。
これが5年後10年後に日本でも起こるのかと思うと、たまらない。
子供たちの未来は、目を背けたくなる惨状です。


そうですね。現状を受け入れて前向きに暮らしてゆくしかありません。
世界には日本同様に放射能で汚染された場所がたくさんあります。
チェルノブイリはもちろん。
アメリカの再処理施設のあるハンフォード。
それに戦争で劣化ウラン弾を使ったイラクやアフガニスタン、それにボスニアやコソボでも。
畸形の子供たちが、たくさん苦しんでいます。

明日から金環食の山へ入ります。
わたしは、とりあえず写真を撮り続けるしかない。
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ありがとうございます! (cangael)
2012-06-03 06:51:18
放射線を調べたサイトがあったのですね。
私は毎日日経新聞の朝刊に載る線量でチェックしていました。大阪がなぜだかいつも0・08くらいで、東京より高い数値なのが不思議。
ところが、これで調べるともっと数値が高くなっています。こちらの方が正確なのか、場所によるのか。それにしても、放射能汚染はもう全国的、西日本よりアメリカ西海岸の方が汚染されているという話も聞きました。
地球規模の汚染の中で生きる時代ですね。
返信する
放射線情報 (ランスケ)
2012-06-04 18:36:13
cangaelさん、もう一度2011年3月12日以前の国内の放射線量を調べてみました。

1980年の中国による大気圏核実験を最後に大気への放射線放出量は格段に下がったようです。
それでも記事に張った1989年のデータのように年1ミリシーベルトを記録しています。
これは1986年のチェルノブイリの影響も加味され、そしてセシウムの半減期30年も考慮すると、相当高い数字だと思いませんか?
私は年間1ミリシーベルトという数字は決して安全ではないと考えています。

正直言って、日本は偏西風が吹くので福島の影響は西日本では少ないだろうと想像していました。
(その分、対岸のアメリカ本土やハワイでは影響が大きいでしょうね)

でも、この放射線情報を見る限り、日本全国ほとんど変わりありません。
そして未だ毎時1000万ベクレルの放射線が放出され続けている事実も忘れてはいけません。

cangaelさん、私たちは放射線情報の推移を、これからもずっと見守ってゆく必要があると思います。
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