もう一度、森へ行きたかった。
五月の爽やかな早緑色(さみどり)の光降る森へ。
安定した晴天が続くのは、連休後半の3日間しか残っていなかった、
それ以降は天候が下り坂なのです。。。
気持ちは前向きなのだが、身体動作が、その気持ちに、ついて行けないのだ~~(汗)
朝起きて家事を片付けると、すでに夕方とか。。。。情けなくて涙が出てくる~
やっと訪れた最後のチャンスの日曜日。
朝6時起きで、ギリギリお昼前の11時過ぎに部屋を出て、11時半過ぎの郊外電車に乗れた~万歳!!
車窓越しの流れる風景と溢れる光。。。もうそれだけで、ウキウキして来る~
自然に身体を揺らしハミングしている~郊外電車で行く移動の時間は、明るい光が車内に躍り、一念発起の冒険の旅立ちを神様に祝福されたピクニック気分(笑)
見奈良の駅に12時過ぎに着いて、駅員さんに身障者割引のあるEカードを見せて御挨拶。
駅員さんも「お気をつけて~」笑顔で見送ってくれる。みんな優しい~~
今回も反省材料満載の皿ヶ嶺登山(森歩き)でした。。。
この時期、日が長くなって、日没は18:58なのだが、
山の日没(日が翳るのは)は、平地より2時間くらい早いのだ。
長年の山歩きの経験から分かっている筈なのに、
美しい五月の森にいると、目の前の光の万華鏡に夢中になって、理性が飛んでしまう~~ヤバイ~~
夕暮れの森に谺すオオルリの涼やかな声にアカゲラの気たたましい声が重なり「早くお帰り~日暮れは怖いよ~」と森の番人から注意喚起の警告音。。。
風穴到着は、夕方6時の麓の時報の音が流れてくる時刻だった。。。
遅過ぎる~~ヘッドランプを装着して、いざ出発~
運よく下山する車と林道で出会ったので、思い切って、手を上げヒッチハイク(懐かしい~20代の貧乏旅はこれでした)
週末を皿ヶ嶺のキャンプサイトで過ごした若者二人連れでした。
地元、東温市の若者で、見奈良駅まで送ってもらった車中で、
皿ヶ嶺の麓にある東温高校恒例の全校生徒皿ヶ嶺登山。。麓の学校から皿ヶ嶺山頂までの毎年恒例の登山行事の話題で盛り上がりました~~
本当にありがとう~~感謝、感謝です。。。気持ちのいい~優しいハートの若者二人でした。。。
またしても、反省材料満載の皿ヶ嶺登山でした。。。
森の鳥羽口の碁女石で、慰霊碑に御魂慰霊の祈りを下げ、森の神様に礼を尽くしたのが功を奏したのでしょうか??
日暮れの薄暗くなった山から無事帰還することができました。。。。森の神様と人の温かい善意に感謝、感謝の一日でした。。。
望み通り早緑色ブナの森が放つ若葉の新鮮な葉緑素滴る呼気を胸いっぱい吸って、
思い切り身体を延ばして深呼吸しました。
生命の揺り籠である森が放つ呼気(その生命活動の息遣い)に触れ、
いつの間にか、エントロピーの法則のままに、身体に溜まった澱のような不純物。。。それが浄化されてゆくような、
若葉の森で過ごした、胸いっぱい有酸素運動の時間でした。。。
ここは生き物たちの生命の揺り籠。。。生命活動再生のための(活きてゆくために必要な)
根源的な諸要素溢れる、サンクチュアリの森だから。。。。
この失敗から、ちゃんと学習して、また生命活動再生のために、やって来るよ~~
本日の歩行距離、17.7km。
心優しい若者に、車に同乗させてもらえなければ、
おそらく倍の30㎞近くの距離を歩いていたと思う。。。改めて二人の優しさに感謝、感謝の一日でした(合掌)
しかし、チャンスをものにした、そして優しい人たちに触れた、充実した一日でしたね。
写真も喜びにあふれ、玉惚け効果も素晴らしい。
休みが長く、そしてチャンスがあれば一気にはだめですよ。
身体は徐々に慣らしていかねば・・・
事故後の自分と重なります。
雨の季節になります。
ますます危険な事もあると思います。
注意深く、愉しみましょう。
皿ヶ嶺の森が一年で一番、美しく輝く、この季節に、無理して出掛けた甲斐があります(笑)
初夏のこの時期としては、気温も低いようですね。
正午前なのに、ひんやりしています。
お互い高齢者なので体調管理、気を付けましょう。
また反省材料満載の皿ヶ嶺でした。
いくら日が長くなったとは云え、17時前には帰路につくよう心掛けます(汗)
とにかく美しい光景を前にすると、
理性が飛んでしまう性癖が顕著ですから。。。。
次回の皿ヶ嶺はササユリ咲く6月末くらいでしょうか?
それまで散歩写真を楽しみます。
石手川公園や砥部運動公園のアオバズクの飛来は、まだなようです。
大きな厄災の後に訪れる人の増える(震災やコロナ禍)巡礼のお遍路さんの姿。
四国という私たちの住む島が、
抱えきれない哀しみや傷ついた心の拠り所、癒しの場所として、
人を惹きつける巡礼の祈りの島としての
四国遍路の文化と伝統を実感する瞬間です。
私自身の患った病に対する身体感覚も重なる「祈りの風景」。。。
これからの私のライフワークとなりそうな写真のテーマです。