おかえり~
2022-05-02 | 森
おかえり~さやさやと木漏れ陽を揺らす風に乗って、そっと耳元で囁かれたような、
そんな、燦々と光降る森の午後でした。
やっと、またこの森へ還って来れた。
退院してから一年が経過しても治る見込みのない脳出血後遺症の視野障害に、
もう半ば諦め掛けていた通い続けた皿ヶ嶺の森や石鎚山への復帰の撮影行でした。
皿ヶ嶺の森へは、初めて行った小学三年生の夏休みの県立博物館主催の自然科学教室以来だから、
半世紀以上のお付き合いになる。。。
平野啓一郎の「ストレス・リレー」の女の子のように、
抱えてしまった厭なものを、その度に癒してくれる清らかな一杯の水のようなサンクチュアリの森なのだ。。。
そう、この森の鳥羽口には、瞽女石(ごぜいし)という盲目の女性の慰霊碑がある。
麓の登山口から皿ヶ嶺に入山する時には、いつも手を合わせていたが、
今回は改めて眼病治癒の信仰があると、いう伝説を聞き、祈りを捧げた。
この地に果てた瞽女さんへの慰霊の祈りと私の眼病治癒をお願いした。
サンクチュアリの森に入るには、祈りの作法は大事な儀礼だ。。。
きっと、また来るよ~~
この森は、傷ついた魂の大事な癒しの場所だから。。。
精神的な障害に関しては行動すること!
それも自然の中で・・・
これが一番と先生方から聞いています。
もちろん、機能面のリハビリも効果大だそうです。
自然科学教室、今治、松山、宇和島にあったようです。
私も入会していろんな所に行っています。
今も続いているようですよ。
瞽女石、知りませんでした。(汗
最近信仰に興味が沸くようになりました。
黒尊の神社など後日ブログで・・・
さぁ午前中に家事を済ませて、日課の散歩に出掛けましょう。
健康な身体と心を保つには、体内時計に添った規則正しい生活とバランスのいい食事を美味しく頂くことだと、
この一年間の退院後の自宅療養の試行錯誤の日々で学びました。
それと身体に一定の負荷を与える運動(毎日のストレッチと散歩とは別に)必要だと思います。
この皿ヶ嶺登山のような、公共の交通機関を利用して、駅から往復20kmを超えるような足腰の鍛錬になる身体運動は、
寝たきりにならない人生残りの時間を生きるための
健康寿命を保つため、その身体の預金になることを
今回の退院後の病気療養生活で、骨身に沁みて学びました(笑)
健康であることは、身体だけでなく、心の健康も大事。
自然の中のD写真撮影が、私には一番のメンタルケアですね((笑)
カメラのAF(オートフォーカス)機能を活用すれば、
通常の写真撮影は可能なのですが、
花や虫の接写撮影は、AF機能が上手く作動しないので、手動でピントを合わせるマニュアルフォーカスとなります。
これは空間認知の障害である私には無理な身体動作です。
試行錯誤の結果、被写体と距離を置いた中望遠レンズによる連写撮影で、この問題を解決できることが分かりました。
できないことを悩まないで、
できることを模索しながら、一つ一つ辛抱強く解決してゆくことが、
身体障害者として、よりよく生きてゆく術(すべ)だと学びました。
「失敗から学ぶ毎日」これ大事ですよ((笑)
見奈良には何時に着かれたのでしょうか。
私など、楽な方に楽な方にと生活しているので
太る一方です。(^^;)
去年の秋から、デジタルカメラになりました。
設定が難しいですね。
今日は、小田深山に行きました。
今までのフイルムカメラでは、単焦点の広角系が多かったのですが
今日は、35mm換算で、80mm~160mmのズームレンズ一本で写しました。
楽でした~。
これからも、衰えを気にせず、長~く撮影したいです。
又、お会いしましょう。
本当に、半年ぶりに復帰できた皿ヶ嶺で、風景、山岳写真の盟友、お千代さん御夫妻に逢えて嬉しかったです(笑)
病を抱えて日常生活を送っているということでは、お千代さんワイワイさん御夫妻は、私の大先輩です。
その前向きな生き方に学ばなければ。。。
私の視野障害は、脳の機能障害なので、
身体的には健脚でも、
その視覚情報に脳が正常に身体動作として機能してくれないので、
何をやっても身体動作が緩慢になってしまいます。
アルツハイマーに近い状況なのだとお思います。
見奈良の駅に10時過ぎ到着です。
30分から1時間で上林小学校に着くはずだけど、1時間半かかっています。
それと風穴での撮影に時間がかかり、
というか?動作が遅いので時間「切れで、竜神平まで行けないまま撤退しました。
また暗くなると、転倒事故のリスクが高まるので。
もう一度、新緑のブナの森の撮影に再挑戦します。
またお会いできたら、写真談義、楽しみです。
ありがとうございました。