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薬王寺を打つと、次の最御崎寺まで長い。
三日間かけて室戸岬を目指し海岸線を辿る。
そのほとんどが、国道55号線の路肩を歩くことになる。
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昨日と打って変わって、今日は風景に癒されることもなく黙々と車の行き交う幹線道路に沿って歩く。
今日からしばらく山歩きがないので、ニユーバランスのジョギングシューズに履き替える。
えっ?と耳を疑いますよね(笑)
只でさえ重い荷物なのに靴を2足も持ってきている…
はは…私の荷物を総ざらえしたら驚くような物がゾロゾロ出てくるかも…
そしてガイドブックも薦めていたジョギングシューズが使えなかった。
確かに10kg程度の軽い荷物なら問題なかったのですが、
20kgオーバーの荷重を支え切れず足の指先に負担が掛かってしまう。
ABCマートのお兄ちゃんの薦めてくれたメレルの軽トレッキングシューズが正解だった。
山道もアスファルトの固い路面でも足を守ってくれている。
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少しお接待について書いてみよう。
私は、歩き始めてから8日間で5回お接待を受けた。
ちなみに「お接待」とは四国遍路特有の美しい「おもてなし」で、
巡礼者であるお遍路さんに、遍路道沿線の人々が心ばかしの食べ物や手助けをする風習。
私は夏蜜柑が2回。金銭(ペットボトル飲料水の値段)。飴やお菓子。
そして今日受けたお接待には感激。
初めに買った菅笠が大き過ぎてザックに引っ掛かり役に立たない。
これからの長い海岸線歩きを考えて小さめの笠を薬王寺で購入。
こいつが又、使えなかった。
大きさは丁度いいのだが、顎紐が手抜きで風が吹くと煽られてしまう。
日和佐の次の街で、衣料品店を見つけ(店内でミシン裁縫もやっていた)
事情を説明して菅笠に合う顎紐を作ってもらった。
(もちろん工賃込みの値段を支払うと提案した)
見事な出来栄えだった。
顎紐を顎下できゅっと締める器具までついている。
「おいくらですか?」と問うと
「お接待です」とニッコリ笑う。
その綺麗な笑顔に思わず惹き込まれてしまった(笑)
笑顔の綺麗なお姉さん、本当にありがとうございました。
菅笠の使い心地バッチリです。
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そして6時半過ぎにやっと辿り着いた宿の窓からみた海に浮かぶ満月が美しかった。
Nikonのコンデジ予想以上に使えます。
5/17の歩行距離、28km。
この場所は人家から遠く離れているので焚き火か出来そうです。
今夜が楽しみ。
そして残念ながらドコモが圏外なのでブログの更新は出来ません。
それでauの携帯から書いています。
明日をお楽しみに。
今日は朝からとても気持ちの良い風が吹き抜けました
今夜は野営ですか?
薬王寺から室戸までの距離が余りにも長く
大半の人は公共機関を利用しますが
やはりランスケさんは歩きに徹する様で
どうか今夜の野営と国道の路肩歩きの安全を願うばかりです
来週を楽しみに、10年ぶりになりますか?
5月10日から巡拝の旅に出て、早9日。
1番札所霊山寺から23番薬王寺~海陽181.5kmお疲れさまです。
本当に山あり、谷ありの巡礼ですね。・・・
あ--れ!もしかして、1番札所から私たちもいっしょにお遍路半日遅れで同行(どうこう)させてもらっていたんですね。
ブログ観ている人達も(いったい何人いるのだろう)ご両親とハマノおばさんのお遍路に参加していたんですね。
観ている人自身も身内の供養が出来ますね。
お寺に参り、遍路道を歩き、歴史や文化に触れ、癒されその土地の人々に触れ合うことの尊さ素晴らしさが実践していない私にも伝わってきます。・・・
私自身も4月末から5月初めにかけて兄・父・母の命日がかさなります。
何故別れがあるのか、父さん、母さん、兄さん何時までもいっしょにいたいよ。
ランスケさん荷物重すぎ、でもイッパイ大事なものが詰まっているか。お気をつけて!
ぐっすり眠れました。
実はブログの更新で連日三時間くらいしか眠っていませんでした。
昨夜は真正面から赤い月が昇り、一晩中月明かりの海と焚き火の炎を楽しみました。
さぁ今日は、室戸岬まで頑張ります。
きっと、星が綺麗だったでしょうね。
重い装備が活躍出来てよかったですね。
昨日は歩きながらうつらうつら危ない状態でした。
野宿のおかげで体調回復です。
今日は室戸荘泊まりです。
また、皆さんとお会い出来ると良いな。
テントと寝袋姿を探して又帰ります。
それにしても、靴も2足、携帯も2機種?着替えも2組、カメラも。20数㎏での30㎞ロードはきついでしょうね。
小生も今からそのつもりでトレーニングしておかなければいけませんね。
なお、返信コメントはまったく不要です。それよりも睡眠が必要です。