不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

2月23日(日)学校に行きづらい子どもの親のおしゃべり会。14:00~16:30金生公民館。経験者の方もぜひ。

全国大会ご報告

2009-08-25 10:55:47 | 不登校
今年の夏の私の大イベントだった
「第20回不登校を考える全国大会in東京」
2日間の日程を終え、満喫しています。

私のブログにリンクしてくださっている
mii3さん(MY LIFE)
のんのんさん(なるようになる)
の、ブログでも全国大会の様子が
詳しく紹介されていますので、
どうぞご覧になってください。


全国大会初参加になったわけですが、
NPO法人 登校拒否・不登校を考える全国ネットワークが
1990年に発足されて20年という記念すべき大会でした。

80年代後半から各地で誕生した
登校拒否・不登校を考える会や親の会、居場所などが
つながりあい、情報交換をし、さまざまな交流や活動を
おこなってきて、不登校への理解を深めていくための努力を
こんにちまで尽力くださった先輩方の歩みを知る機会となりました。

このような全国規模のネットワークによって、
増え続ける不登校児の人権と権利を守るために、
多くの学びやこれまでの経緯があるからこそ、
私たち親や不登校の子どもにとっては
より生きやすい社会になっていくのだと
感慨深い思いで参加していました。

我々不登校当事者の親やこどもが堂々と生きやすい社会になる、と
いうことは、単に私たちが自分たちだけ孤立することではなく、
私たち子どもたちの権利を主張し、
どんな人も生きやすい社会でなければ意味がないのだと
いうことなんですね。

そもそも現状の学校教育そのものが
不登校のこどもたちは健全でないという位置付けによって、
多くの不利益を受けてきました。

そして、全国ネットワークが20周年を迎えたというだけでなく、
今年は、
「国連子どもの権利条約」が採択されて20年でもあるそうです。

子どもたちの権利とはなんなのか、
子どもたちの権利は前進しているのか、

スクールソーシャルワーカーの山下英三郎さん、
心理カウンセラーの内田良子さん、
子どもの権利条約総合研究所代表(早稲田大学文学部教授)喜多明人さんとの
シンポジウムからも、子どもの権利条約の普及・実現に邁進されてきた
お話も伺うことができました。

そして、不登校の子どもの権利宣言が採択されました。
(詳細は、のんのんさんのブログに掲載されています。)
http://blog.goo.ne.jp/nonnon1230



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夢のような時間

2009-08-24 15:34:04 | 不登校
みなさま お久しぶりです。有意義な週末を東京で過ごし、いま日本列島を西へ向かって新幹線に乗っています。

本当なら、現地からリアルタイムで状況をお届けしたかったのですが、土日の二日間はスケジュールはびっしりでしたし、それに加え、実家へも寄ったりして慌ただしい日々を過ごしておりました。

詳しいご報告は帰り次第させていただきますが、ネットやブログを通じて知り合った方々と、今回の全国大会で初顔合わせができたことは大きな収穫でしたし、やはりネット以上に直接お会いしてお話できたことに感謝しています。

全国大会に参加されていたのんのんさんが、ご自身のブログで、
「不登校ワールド 」とうまいネーミングをつけてましたが、素敵な響きですね 。
温かくて優しい、そして実行委員のこどもさんたち、どのこどもさんも素晴らしい実行力を兼ね備え、自分たちが創りあげていくんだという姿に感動しました。

みんなエネルギッシュで、大きな希望を見出だした気がしています。

また帰ってご報告しますね。
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第20回 不登校を考える全国大会

2009-08-22 07:41:20 | 不登校
今朝はまだ曇ってますが、きょうも暑くなるんでしょうか。

いよいよきょうは、登校拒否・不登校を考える全国大会です。会場は、早稲田大学国際会議場であります。
もともと生まれも育ちも関東ですが、東京近郊は全く疎いわたし。実際、地下鉄なんて数えるくらいしか乗ったことがないので、きょうも無事に会場まで行けるのか不安です のんのんさんとも現地で無事会えることを願いつつ、準備していこうと思っています
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恐竜フィギュア展~高松

2009-08-01 15:58:54 | 不登校
やっと四国も梅雨明け宣言。
でもでも~今朝はすごいどしゃぶり~

きょうから2日間の「紙まつり」
どうなることかと心配してましたが、
10時には開会したようですね。
う~ん、でも天気悪いなあ~

昨夜は、となり町の花火大会でした。
次女は、おばあちゃんに浴衣を着せてもらって、
友人と一緒に行ったそうです。


私は、実は高松市牟礼にある
「石の民俗資料館」で開催されている
「恐竜フィギュア展」を観に出掛けてました。


この恐竜展の開催者・竹内信善さんは、
ホームシューレ歴8年、
シューレ発行のブックレットにも体験記を寄せています。
現在香川県在住です。

恐竜造形の第一人者であり、
繊細な恐竜模型(フィギュア)が会場に展示されていました。


彼は、「子どもの頃からプラモデルを作るのが大好きで、
ロボットアニメから動物や怪獣の模型にも興味を
持ちはじめ、粘土をこねて自分で造るようになり、
ずっと模型を造り続け、いまはそれを生業としている、」と
ブックレットで書いています。

現在は、造形作家として、
SHINZEN造形研究所主宰。
http://www.niji.or.jp/home/shinzen/index1.html




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講演会へ向けて

2009-06-09 09:19:16 | 不登校
昨日、講演会に参加申込みしたいというお電話を
いただきました。
それも、市外の方からです。

広報や講演会ちらしや、口こみや
様々な関係者の方からの働きかけもあり、少しずつですが、
参加者も増えつつあります。
(会場は和室ですが50名は入れるそうです。
まだまだ人数OKです

また、メンバーさんには、病院やスーパーなど各所に
掲示依頼に走っていただき、感謝しています。

教育関係関連箇所や適応指導教室などは、
やはり不登校に関わっている関心があるので、
こちらの気持ちも汲んでいただけるのですが、
中には、そうでない、まだ理解がなされていないな、と
感じる場もあるようです。

まだまだ、不登校は特別、一部の人たちのこと、
という意識なんでしょうか。
しかし、「不登校は誰にでも起こりうること」と
とらえれば、決して他人ごとではすまないと
思うのです。
不登校は、ある意味、ある日突然起こるもの、
「青天の霹靂」だと、みなさん感じているのが
現実なのですから・・・


昨日、香川県高松市にあるフリースクール
(フリースクール全国ネットワークに加盟)にも、
親の会があるということで、こちらから依頼をしましたら、
講演会ちらしを配布していただけると
連絡をいただき、きょう送らせてもらう段取りにしています。

四国内でも、様々なつながりができ、
情報交換できれば嬉しく思っています。
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支援

2009-05-13 10:11:13 | 不登校
昨日の話のなかで、不登校児などの支援について
「ホームエデュケーション」の考え方、支援の仕方と
共感できるもの、通じるものがあるなと思った。


いわゆる一般的なおとなたちは、
「子どもが学校へ行けること」を中心に
物事をとらえようと日々考える傾向がある。
当然、長男が行けなくなるまでは
私自身もそうだった。

実際、
きのうの「支援」について考えてみても、
勉強ができることだけが学びではなく、
学校へ行けることだけが学びでもなく、
芸術も立派な才能であるし、
得意なこと、興味のあることを
伸ばしていくことが、
人間形成の上で非常に向上心をアップさせる
原動力につながるというのは言うまでもないと思う。


「ホームエデュケーション」で大切にしていること、
それは、生活の中の一つ一つが学びであり、
教科科目を学習すること以上に、
日々の家庭生活の中で学べるものは多いということ。

料理にしても、お菓子作りにしても、
絵をかくこと、本を読むこと、
外に出れる子だったら
旅行に行くこと、一人旅をすること、etc
すべてにおいて無駄なものはないし、
それが自立へとつながっていくと思う。

肝心なのは、
子どもたちのやりたい気持ちを優先させてあげることで、
まずは元気を取り戻すこと。
こども本来の生命力、生きる力を信じて
バックアップできることを援助していくこと、
それが、おとなたちの支援だと感じている。

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卒業して思うこと

2009-03-25 10:09:37 | 不登校
中学校の卒業式も先週終わりましたが、

我が家の、いわゆる不登校児だった

長男と次女のことを、


卒業して1~2年それぞれたって

思い返しています。





私は、親として、できれば、

子どもを「普通に」学校へ通わせたいと、

それは、どの親とも変わらず、同じ思いでいました。

でも、それが叶わないと知って、

なぜ行けなくなったのか、

なぜ行かないのか、

たとえ原因がわかっていたとして、

行けるようになる解決の方法がもしかしたら

あったかもしれない。

でも、思春期のこの時期、

不登校にならないまでも、

この時期の子どもたちは

多くの壁や困難やいらだちを抱えている。

「心が 弱いからだ」

「もっと強くなれ」

そんな言葉も耳にしました。



幸い、子どもたちの在籍していた

中学校の相談員さんは、

いつも私の話を一生懸命に

聴いてくださった。一緒に涙したこともあった。

だから、そうやって支えられて、

私はなんとか気持ちを落ち着かせ、

子どもの心に寄り添いたいと思えた。


いつも絵手紙に書き添えて

送ってくださったことは、

今でも忘れないし、

子どもも大事に飾っている。

そうやって、認めてもらえているんだ、という

心の支えがなにより嬉しかったんだと思う。


そんな中で、学校生活ができなかった我が子は

否定されてしまうのだろうか。


私は、この時代の流れの中で、

本当に生きづらい子どもたちが、

より多様な教育の場を求めて

それは、むしろ個性を尊重する生き方につながる。

そんなふうに感じてきた。



文科省が、不登校の高校生がフリースクールなどで

指導を受けた日数を、出席扱いにする方針を固めた。


こんなニュースも過去のことならあり得なかった。

それだけ、社会問題化されている子どもたちの現実に

大人はもっと向き合っていかなければならないと

切に思う。
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講演会(座談会)の企画

2009-03-21 01:43:29 | 不登校
昨日、某自主サークルで
ある臨床心理士の先生を講師に招いて
講演会(座談会)をしたい、という話があり、
どのような形、内容、テーマでお願いしたらいいか、
会に参加されたみなさんで考えることになりました。


私は、その先生の講演を3年半前にも
聴かせていただき、息子が不登校になってすぐだったので、
ものすごく印象深く覚えていました。


私自身が、息子をなんとか登校させなくては、という
登校刺激をしては、息子の学校へ行けない行動に
イライラしながらの毎日を過ごしていた時だったのです。


その講演で先生は、

無理な登校刺激は逆効果であること、

再登校すれば不登校が治ったのではないこと、

回り道でも、一つ一つ段階を踏んで
元気を取り戻さないといけないこと、

子どもが本当に元気を取り戻して
再登校できるようになるには、
ある程度の時間が必要なことを理解してほしいこと、

強い登校刺激と自分の中の強い罪悪感・焦燥感に苦しみ、
家族や物への攻撃行動や身体症状に現れ、
圧力を回避するための昼夜逆転の生活や対人回避がみられる、

ということを話され、当時の息子の状況が
そのまま先生の言われるものでした。


その時から、
不登校に対する私自身の考えが
180度変わりました。


今回再びお話して頂けるということで、
先生が本音で語って下さり、
私たち当事者の親の求めている切実な問題について
お話いただけたらいいな、と思っています。


また、先生は当事者の親の会に30年来
深く関わってこられているので、
親の会のあり方についても
ぜひお伺いできたらいいなと
思っています。


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義務教育を卒業すること  新たな多様な教育を求めて

2009-03-17 09:25:57 | 不登校
快晴 全国的なのかどうかわからないが、
きょうは愛媛県下の公立中学校の卒業式。

義務教育課程を卒業されるみなさん、
ご卒業おめでとうございます

思えば、昨年一昨年と2年続きで卒業式に出席。
波乱続きの中学校生活が終わった日。

中学校の先生方には、迷惑も心配もかけたと思うけど、
実際あまりいい思い出はない。
振り返っても、しんどかったな~

義務教育を終えるということが
これほど安堵したと思えるなんて、
想像もしていなかったけれど、
心底、肩の荷が下りた、と感じた。



2007年度、文部科学省の調査では、
小中学校の不登校生は、
12万9254人だそう。当然、増加傾向にある。

朝日新聞(3/14付)によると、
不登校の子が通う、学校以外の学びの場
「フリースクールってどんなところ?」の記事について紹介します。


フリースクールのような学びの場は、
いよいよ必要になっている。
2007年、東京都の認可を受けてフリースクールから私立学校が生まれた。
東京シューレ葛飾中学校。
制服もチャイムもなく、授業は通常の8割程度。
今、学校に行けなかった117人が通っている。

そして、
NPOフリースクール全国ネットワークは
1月に政策提言をまとめた。
学校以外の学びの場での、多様な教育を認め、
支援する法律の制定を求めている。

①通学定期券の拡大や補助金などの公的支援
②学校復帰を前提としている政策の見直し
③在宅不登校への支援

など、九つの緊急提言をしている。



・・・という内容でした。
新たな多様な教育の場が
いまの時代に必要とされているのです。
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子どもが学び、育ちあう場②

2009-03-16 08:47:42 | 不登校
我が家が、2008年7月から学校以外の学びの場としている

ホームシューレでは、家庭で過ごしている子どもと親の

つながりの場になっている。

私は、長男が家で過ごすようになって、

学校という枠がなくなり、

どこで、社会とつながれるのか

不安だった時期がある。

先の見えない不安・・・

どこかに所属していれば、安心と思っていたのは

私だけだろうか。


そのホームシューレでつながりあっている家庭は、

初めは、家から出ることができにくい子どもとその親が

いわゆるネットを通じての情報交換の場から、

一歩外へ出て、一緒に顔を会わす機会を作ることに

一足飛びではなく、子どもの状況に応じて

本当にゆっくりと


その時期を推し量りながら、活動している。

私は、そういう家庭の親子を見させてもらいながら、

我が家のタイミングは・・・と肌でその感覚を感じながら


思いめぐらせている。




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子どもが学び、育ちあう場

2009-03-13 11:45:20 | 不登校
たまたま、本屋さんで立ち読み(というと聞こえが悪い・・)、

いえ~本を物色していたら、

「おそい はやい ひくい たかい」という名前の、

なんだこれ?よくわからずに手にし、

中を見ると、

「奥地圭子の 教育・学校・不登校 子どもの育ちを見守るということ」

をテーマに連載中。

え?と思って読んでみると、

<子どもが学び、育ちあう場 「東京シューレ」の誕生>



教員をされていた奥地氏が、我が子の不登校をきっかけに

教員を辞め、学校外の子どもの居場所作りを決意した頃のことが

書かれていました。



「いま、私がやりたいこと、やるべきことは、

学校を相対化する仕事、

苦しい思いをしている登校拒否の子どもたちの

居場所・学びの場づくりであり、

学校の原理・原則とは違う新しい教育を創り出すことだ。」



そして、知人が塾をしていた小さな雑居ビルの一室を借りて、

契約、退職金をはたき、開設時募金をお願いし、

この場で6年間、「OKハウス」という名前で始めたそうです。

初めは、サロンというおしゃべりの場から、

「学校外の学び育つ場」にしたいと、

子どもたちと話し合いながら決めていくことを前提に、

ミーティングは子どももスタッフも同等と考え進めていきました。

名称は、ギリシャ語で、

「精神を自由に使う場」として、「シューレ」があるという意見があり

「東京シューレ」に決まったそうです。



子どもを中心に考えた 居場所づくり

学校外でいうと、フリースクールや家庭・・・

どうしたら コミュニケーショづくりを支援できるのか、

我が家の場合はどうかな・・と思うわけです
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