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8月12日付朝日新聞には、「子どものSOS 気づいて~子の自殺9月1日が最多」
8月24日付愛媛新聞には、社説「自殺を止めたい~子どもの命と居場所 社会が守れ」
掲載されていました。
まもなく、夏休みもあと1週間で終わる。
18歳以下の子どもが自殺した日は、夏休み明けの9月1日が突出して多い。(内閣府調べ)
[学校は命を賭して行かねばならない場所ではない。「つらいときは休んでもいい」と、一声掛けるだけで楽になれることもある。
救える命を失うことのないよう、周囲の大人は、子どもの様子に目を凝らし、寄り添いたい。息苦しい思いの子どもらが、何度でも歩き直せる寛容な社会を目指したい。
「自分で自分を追い詰めないで」
「学校から逃げることは恥ずかしいことではありません」...「不登校新聞」を発行するNPO法人は、緊急メッセージを出して切実に訴える。
家庭が唯一の居場所であればこそ家族に心配をかけられず、つらさを隠す子どもも多い。それでも、明けない夜はない。
数年で必ず人間関係は変わり、社会が広がる。力をつけ「別の居場所」を見つけられる日まで時に逃げ、時に休めばいい。そのことを、繰り返し伝えたい。(愛媛新聞 8/24付掲載)