ゆうべ、午後9時から、NHK教育テレビ エデュカチオ見ました。
今回は、「尾木ママ&東山紀之!!不登校どう対応する」と新聞のテレビ欄。
テーマは、「学校に行きたくない!」
(今回、見逃した方、再放送が5/31(金)10:30~11:00にあります)
まずは、視聴者であるお母さんからの質問。
(1)学校に行きたくないサインにどう気ずけばいいですか?
(2)思春期の不登校、何に気をつけたらいいですか?
(3)「何のために学校に行くの?」と聞かれたときどう答えたらいいですか?
MCの東山紀之さんも、学校に行きたくなかったと言っています。
<不登校の定義:年間で何日休むと不登校?>
答:病気や経済的な理由以外のさまざまな要因・背景により年間30日以上休むと不登校。
不登校は、いまや全国で17万4000人。中学校ではクラスに1人(38人に1人)の割合。
<なぜ、行けなくなったのか?>
不登校を経験した若者たちに聞いたところ、
(1)人の目が怖い(27歳男性・たかしさん(仮名) 中1~中3不登校)
周りの目が気になる。何か失敗をしてしまうんじゃないか。次第に外に出ずらくなる。
(2)友人関係のつまずき(通信制高校在学・はるかさん(仮名) 小5~中3不登校)
信じていた友人に裏切られた。
(3)優等生のレッテル(21歳大学生・りょうへいさん(仮名) 高1で不登校・中退)
生徒会や部活のリーダーを任されていた。あいつはできると思われていたことが負担だった。
<学校に行きたくないと思った理由>
1位 人間関係の悩み 55%(同級生に悪口を言われた。転校して友だちができなかった。)
2位 個人的な事情 18%
3位 無気力 12%
東山さんも、転校生だったそうで、小の3学期に一気に環境が変わって、学校に行きたくない症候群におちいったことがある、とか。
尾木ママは、
「本当に学校に行きたくないときには、言わない。言わないで、むしろ身体症状に出てくるとか、ご飯食べないとか、声の調子が低いとか、そういう感じになってしまう。」と。
子どもが学校に行きたくないと言ったとき、どう対処したらいいのか、
児童精神科医・古荘さんは、
(1)まずは、休ませて様子を見る。
この時点で、追い詰められている子がほとんど。
(2)行きたいサインが出るまで待つ。
サインとは、子どもの口から学校の友だちや授業を気にする言葉が出ること。それまでは無理に行かせないほうがいい。
とはいっても、学校を休ませるのは・・・という不安の声も。
尾木ママは、リフレッシュ休暇と名付けて、子どもと過ごした。学校を否定しているわけではなく、自分の子に合わせて一緒になって、「お父さんお母さんいつも見方だな」って、「学校を休んでも悪くはないんだ」と、ガス抜きも必要。違う居場所を作ってあげるのも大切。
思春期(小6)の「行きたくない」 るかさん(仮名)の場合、
親が無理矢理学校に行かせようとしたことについて、
「そのときの俺に一番やっちゃいけなかったことだったと思うんですよ。触れちゃいけない、越えちゃいけないラインだったと思う。嫌いだった学校に親が無理矢理行かせようとすることをしちゃって、怒るのを越えて、冷めた。親に対して。」
「でも、お母さんは一生懸命頑張っていると思う」と、尾木ママ。
そんなに簡単に、学校に行かなくていいよ、なんてなかなか言えるもんじゃない。
また、思春期の対応ってものすごく難しい。どんなに有能な親でも、対応はほとんどできないと思ったほうがいい。子どもの心の中に割り込んでいかない。
3度目の「行きたくない」(中3)・・・クラスになじめず1年間の8割を欠席。部屋にこもりがちになっていた。「学校って当たり前に行くとこなのに、その当たり前に行くとこも行けないんだったらおれは、中学校でいけないのに、この先行けるわけないじゃないかと思ったときには、ああこれはもう早く死ぬなと思った。生きててもろくなことないなと思った」
その後、お母さんは学校外の居場所を探しはじめます。
自治体の相談機関など、外の機関を頼ることも必要。
・・・・・とてもわかりやすい番組だったと思います。
まだまだ、書ききれないですが、このへんで。
もっと知りたい方は、ぜひ再放送をご覧ください。
<尾木ママ オフィシャルブログ「オギ☆ブロ」>
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