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近い内にブログに 『陶芸の基本の作り方』
(元祖陶芸?! 目から鱗が落ちる!)
を連載する予定ですが、その時に、削った直後の素焼きや、
タタラづくりの平皿の乾燥についても記述しようと思っていた
のですが、お二人の陶芸家の方が、同じテーマの記事を
載せていましたので、この機会に少し触れて見たいと思います。
陶芸教室の例です。
■ 器の乾燥について
1.乾燥なしで素焼き
教室では、削ったばかりの作品も、
その日に窯に入れて素焼きをしています。最初は不安が
ありましたが、底などが割れたことは一度もありません。
電気窯は均一に温度上昇するからです。乾燥させてから素焼きした
方が不安がないでしょうが、自然乾燥よりも割れがないようです。
教室の電気窯はシンポ製の 12 kWの DAM 12C型です。この窯は
素焼きも本焼きも 10時間以内で焼成します。深夜割引電力対応です。
素焼きの温度は、一般的には 1時間に 100℃まで昇温させるよう
ですが、この窯は素焼きでは 1時間で 80℃まで昇温されます。
又、自作で 1時間に 70℃まで昇温させるパターンも作っています。
削ったばかりの器で、底が広いサイズのものや、底に厚みが
ありそうな器の場合は、この低昇温モードで素焼きをしています。
尚、窯に入れる時は一応は大丈夫かなと削り具合などをみてから
入れてますが、自然乾燥させるよりも、電気窯で素焼きして乾燥
させた方が、平均的に乾燥をしてくれるので大丈夫感があります。
ただ、土締めが弱い傾向の生徒さんの器は、底切れの頻度が高い
ようなので、自然乾燥させてから素焼きをするようにしています。
また、底に厚みのある器も自然乾燥させてから素焼きをしています。
この窯にも、乾燥モードもありますが使ったことはありません。
このモードは 1時間で約 40℃の昇温です。5時間で200℃まで昇温。
教室では、削り終わった直後の生乾きの器も素焼きの窯に入れてますが、
生乾きの作品の数が多い場合は、蒸発する水分量が多くなるので、窯に
負担がかからないように乾燥モードを使用する方がよいでしょう。
ちなみに、本焼きでは 1時間に 160℃まで昇温されます。
素焼きの 2倍のスピードで昇温するように設定されています。
以上は教室でのこれまでの窯焚き経験です。
2.板皿の乾燥
9月30日のブログに「板皿(タタラづくり)」の作品をアップしました。
その時にタタラ(板)づくりについて、次のようなことを書きました。
反りを防ぐ為に裏底にしのぎという溝を入れます。
そして、乾燥の時に四隅をタタラの切れ端で囲います。
角から乾燥して盛り上がるので、それを抑えます。
反りを防ぐ為に重しを置いているケースもたまに見掛けますが、
押さえ込んでいいものか半信半疑なのでやったことはありません。
ムロなどで時間をかけて乾燥することも場所もないので行ってません。
新聞紙は下に敷かないようにしています。板にベタ敷きで乾燥します。
均一に乾燥させて反りを防ぐのは難しいことですが、
乾燥の悪い梅雨時などは反りや割れも生じやすいようです。
また、薄いと反りが出やすい。ある程度の厚みが必要ですが、
粗めの陶土を使うなど陶土の選定にも考慮が必要です。
平たい長方皿を作る時は誰しも人知れず苦心するところです。
肝心なことは陶土を良く締めておくことです。締めが悪いと反ります。
タタラ機という圧延機を使うと良く締まるのですが持っていません。
丸皿は周囲から均一に乾燥するので、反ることは少ないです。
以上のことをブログに書きましたが、数日前からその検証を始めてます。
粗めの土でやった結果では、ベタ敷きするとまったく反りがありません。
又、ケイカル板の上にベタ敷きした板も全く反りがありませんでした。
試しに、半板を重しとして上に置いたのも反りがありませんでしたが、
乾燥にかなりの時間を要しました。ケイカル板も、重しも今までに
やったことがありませんでしたが、反りを抑える効果がありました。
再度、粒度の細かい土でテスト中ですが同じ傾向が見られます。
なお、通例的になっている裏底に木ヘラでしのぎ(溝)を入れたもの
は、それほどまでに効果が感じられなかったのは思案どころです。
今回はベタ皿でテストしましたが、縁を立ち上げると反りやすくなります。
土の挙動はつかみづらいところがありますが、同じような傾向にあります。
また、反りの発生は、陶土の粒度や、厚み、サイズ、形など
でも変わってきますが、同じような傾向を現すでしょう。
ケイカル板の上で乾燥させるのは思った以上によかった。
小さなサイズのケイカル板を揃えるのもよいかもしれません。
一つ補足しますと、素焼きや本焼きで底切れすることがありますが、
ほぼ分からない程度に補修してあげてます。ほぼ補修ができます。
(追記)
タタラの反りについては、再検証テストの結果を
11月9日のブログに総括しましたのでご参照下さい。
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☆ 教室案内 : https://blog.goo.ne.jp/asuka1
☆ 自費出版 : 『生活にうるおいを与える食器づくり』
こういう本があるといい。こういう本が欲しかった。残りは僅か。
アマゾンの陶芸ベストセラーでNo.1 にランクされたこともある実用書。
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リユース本には、5,000円のプレミアムも付いてます!!
完売御礼
☆ お陰さまで拙著は 令和元年10月末で完売しました ☆
尚、通販元によっては、在庫が1、2部ほど残ってるかも知れません。
又、手元には予備が 5部ほどありますので、ご希望の方は教室宛に
書籍代 1,400円と送料 200円を同封のうえご注文願います。
先日も現金書留でご注文をいただきました。有り難うございました。
生徒さんもこの名著を時々読み返してね。復習になりますよ。
いいことが書いてあるよね! 道理にかなった技法。それが陶芸です。
※ 令和 2年1月16日から
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あり Goo ブログの訪問者が少ないのが、至極残念ですが、
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最敬礼です!! 他の陶芸ブログも参考になると思いますよ。
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入れてますが、自然乾燥させるよりも、電気窯で素焼きして乾燥
させた方が、平均的に乾燥をしてくれるので大丈夫感があります。
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ようなので、自然乾燥させてから素焼きをするようにしています。
また、底に厚みのある器も自然乾燥させてから素焼きをしています。
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教室では、削り終わった直後の生乾きの器も素焼きの窯に入れてますが、
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ほぼ分からない程度に補修してあげてます。ほぼ補修ができます。
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大分市内にある数少ない 陶芸教室 「夢工房あすか」 です。
意外にも近くにあるのに気付かない人たちが多いですが、
下記の教室案内をご覧下さい。陶芸を基礎からコツコツと学ぼ~う。
電動ろくろもスムーズに習得できます。
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☆ 自費出版 : 『生活にうるおいを与える食器づくり』
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