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今回から、陶芸の用具について個々に記述しましょう。
ブログにこんな地味な記事を連載するのも役目かなと思ってます。
陶芸を知らない人にも一つ二つ参考になるようなことも書きたいと思います。読んでみてね。
まず、「手回しろくろ」 と 「電動ろくろ」 についてです。
陶芸を行う時に使うのがろくろです。私の教室を例にとって紹介しましょう。
1.手回しろくろ
手びねりの時に使うものです。
教室には小型の 「22㎝径/手回しろくろ」 が 6台、
中型の「25cm径/手回しろくろ」 が 3台あります。
左が小型の手ろくろです。 15年間この台数でやってきました。
陶芸体験に来る人も集中することが少ないので少し多いくらいです。
普段は 小型の手回しろくろを使ってます。使いやすいです。
中型の手回しろくろは大皿や壷を作る時くらいしか使ってません。
手びねりでも上達してくると、手回しろくろを手で
回転させて電動ろくろと同じように成形することが出来ます。
電動ろくろ挽きした作品とほとんど遜色のない作品が出来ます。
手法は前々回の 「陶芸の基本」 の “手びねり上級編/回転を入れる” を参照下さい。
2.電動ろくろ
電動ろくろはシンポ製が実績も信頼性も高い。世界のシンポ。
半世紀ほど前にシンポが世界で初めての無段式電動ろくろを開発。
この時から現代の陶芸が始まったと言えるでしょう。教室には
「RKー3D形」 の電動ろくろ 3台と 「旧形」 1台の計 4台あります。
教室を開いた時に 「RKー3D形」 電動ろくろを 3台購入。
4台目はその後にもらった中古品です。中古品は旧式なので、
回転方向を変える時に2分ほど時間を置かねばなりません。
少し使いづらいので、 4人がろくろをする時に使用する程度です。
教室を開いて 2、3年後に、手びねりコースを終了して
ろくろコースに入る生徒さんが急増した時期がありました。
この時は、あと 2、3台くらい必要なのかなと思ったこともありましたが、
釉薬掛けをする人もいますので、電動ろくろに 4人も集中することは少ないです。
3台で十分です。4台目は予備用になっています。予備があると助かります。
設備は、ピーク想定時の 6~7割りくらいに抑えておくのが妥当なのでしょう。
東京など大都会では生徒さんが多いので、5台くらい必要かも知れません。
3.機械ろくろ
ろくろには 「機械ろくろ」 と言うものもあります。
食器や植木鉢などを大量生産している製陶所などで使用されてます。
ろくろ盤の上に石膏の型を置きます。上にレバーのようなアームがあり、
その先端にコテが付いてます。アームが下りてきてコテを石膏型に入れて。
土玉を広げて成形します。あっと言う間に均一な食器や植木鉢が出来上がります。
市販の量産品は 「機械ろくろ」 で作られています。機械づくりです。
次回は、ろくろ用の小道具や、電動ろくろ用の備品について書きましょう。
参考になることが一つ二つありますよ ・・・。お見逃しなく。
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