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前回、タタラ(板)の 「乾燥時の反りを抑制するテスト」 を行いましたが、今回は抑制効果のあった方法を再検証しました。
陶土の粒度が粗い方が反りが少ないので、今回は反りが生じやすい粒度の細かい陶土(60~80メッシュ)で再テストをしました。
なお、丸皿は、粗めの土も細めの土も反ったことがほとんどないので、反りやすい長方形のベタ皿でテストを行っています。
前回と今回の二度にわたるテストで、次のように乾燥させると反りが抑えられることが確認できました。両面をきちんと土締めすることが前提になります。
1.裏底を平らなまま、四隅を陶土で囲って自然乾燥
2.裏底をカキベラで削って、波型にしのぎ(鎬)の溝を入れて自然乾燥
(四隅を囲ったものと、囲わなかったもの2種類)
以上の 3枚は反りが有りませんでした。タタラは半板にべた置きして乾燥してます。
教室では乾燥時に新聞紙は敷きません。新聞紙を敷くと新聞がしわくちゃに縮むので、陶土に微弱ながら縮み応力がかかるように思います。
(裏返した写真/乾燥後)
尚、反りを抑える為の通例となっているしのぎ(鎬)の溝については、
前回は、木ベラで押さえて溝を入れたので、無理なストレス(応力)が陶土に残り、反りが出たようなので、
今回は、裏底をカキベラで掻き取り溝を入れました。これが良かったようです。しのぎを入れる方が無難でしょう。
しのぎは掻きベラで掻き取ってを入れるようにしましょう。又、しのぎは直線で線彫りしても良いと思います。
また、前回はケイカル板の上で乾燥させたタタラは、意外にも反らなかったのですが、今回は下記のとおり大きく反りました。
ケイカル板での乾燥は難があると思いますが、両面をケイカル板で挟んで乾燥させると乾燥も速くて、いいかもしれません。
板厚は薄いと反りやすいので、ある程度の厚みが必要になります。テストでは薄めの 6 mm厚で行いました。縁の亀裂は今回もありませんでした。
また、今回は 「重し」 を置いたテストは行っていません。
半板などを重しに置きサンドイッチにして乾燥させると反りが抑えられますが、乾燥にかなりの時間を要します。
梅雨時などは乾燥に 1ヶ月ほどかかるでしょう。教室ではスペースもないので対応し難い面があります。生徒さんのタタラ作品の乾燥では毎回少し神経を使っています。
尚、平らなタタラ作品に足を付けて本焼きすると、釉薬が掛かってるので垂れたり反ったりします。
足を取り付ける場合は、四本足をバランスよく取り付けるか、下駄履き形にするか、四角い囲い高台を取り付けるかなどの方策が必要です。
足や高台付きの 「まな板皿」 を作るのは難しいことです。
陶土の挙動をつかむことは難しいですが、皆さんもテストをしてみられるとよいでしょう。
ちなみに、9月の生徒さんの新作でアップしたタタラ作りの長方皿は全く反りがありませんでした。
周囲を丁寧に縁立てしていると比較的に反りにくいのですが、乾燥の時は上記テストと同様に 4隅を土で囲って自然乾燥させました。
裏面にはしのぎの溝も入れています。その作品を再アップしましょう。 50メッシュ(目)の白土で、焼き上がりサイズは 13 ㎝ × 23 ㎝ × 5.5 ㎜ 厚です。
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☆ 教室案内 : https://blog.goo.ne.jp/asuka1
☆ 自費出版 : 『生活にうるおいを与える食器づくり』
こういう本があるといい。こういう本が欲しかった。残りは僅か。
アマゾンの陶芸ベストセラーでNo.1 にランクされたこともある実用書。
アマゾンへは、こちら をクリック。定価は1,400円です。
リユース本には、5,000円のプレミアムも付いてます!!
完売御礼
☆ お陰さまで拙著は 令和元年10月末で完売しました ☆
尚、通販元によっては、在庫が1、2部ほど残ってるかも知れません。
又、手元には予備が 5部ほどありますので、ご希望の方は教室宛に
書籍代 1,400円と送料 200円を同封のうえご注文願います。
先日も現金書留でご注文をいただきました。有り難うございました。
生徒さんもこの名著を時々読み返してね。復習になりますよ。
いいことが書いてあるよね! 道理にかなった技法。それが陶芸です。
※ 令和 2年1月16日から
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あり Goo ブログの訪問者が少ないのが、至極残念ですが、
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最敬礼です!! 他の陶芸ブログも参考になると思いますよ。
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大分市内にある数少ない 陶芸教室 「夢工房あすか」 です。
意外にも近くにあるのに気付かない人たちが多いですが、
下記の教室案内をご覧下さい。陶芸を基礎からコツコツと学ぼ~う。
電動ろくろもスムーズに習得できます。
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