陶芸教室 夢工房あすか

大分市内にある陶芸教室のブログです。
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輪花のお皿

2019-05-20 00:02:37 | 小皿、中皿、大皿
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きれいな色調にチラシ模様が施された 23㎝径の輪花のお皿です。白い蝶や蛍が飛び回ってるような感じです。もう一枚は沖縄風にイッチンで描いた唐草文様の7寸皿 (21cm径) です。2枚とも使いやすいサイズのお皿です。美由紀さんのろくろ作品です。








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器の補修と金継ぎ / その2

2019-05-17 00:05:02 | 陶芸情報
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■ 器の割れを金継ぎ



古田さんが金継ぎの講習会に出掛けて、奥さんが作ったドンブリの割れを直してきました。漆を使った本格的な修復です。鳥脚 (とりあし) のようにきれいに修復されて見映えがよくなっています。いい感じですね。美由紀さんも嬉しそうでした! このドンブリは電動ろくろのカリキュラムの第二ステップの課程でろくろ挽きしたものです。





お茶の世界では、金継ぎされた抹茶茶碗は価値が上がります。抹茶茶碗に限らず食器も金継ぎで直すといいですね。器の化粧直しです。接着剤でも直せないことはないですが、漆で本格的に修復をすれば見た目もよく長持ちするでしょう。なお、以前に生徒さんが100均で買った金色漆で直してましたが、食器にはきちんとした天然の漆を使う方がいいと思います。花器などは 100均のチューブ漆でもよいでしょう。本漆で修復する時は、皮膚がかぶれないように注意が必要でしょう。

金継ぎの本は古いものを1冊持ってます。その他に3,4冊くらい読んでみましたが、昨年出版された 堀道広著作、『おうちでできる おおらか 金継ぎ』 が分かりやすいように思います。器を金継ぎで本格的に繕う場合はかなりの手間や時間や費用がかかるようです。それだけに器がよみがえる喜びが大きくなるのでしょう。

余談ですが、桜や梅とか松とか木を表す漢字は 「きへん」 ですが、漆の木だけは唯一 「さんずい」 です。樹液を採る木だからです。漢字のつくりも 「木から人が水 (液) を」 となっている。樹木や草花、魚などの漢字の成り立ちを知るといつも感銘します。

又、繕うという漢字は糸偏ですが、つくりは善いとなっています。つくろって善くすることなのですね。それぞれに物や意味に見合った漢字が付けられています。金継ぎした器は欧米人には全く理解されないそうですが、日本人だからつくろった趣や味わいが解るんですね。日本人の感性と、漢字やひらがなを創った日本人は凄いね!

うるしは1万年も前の縄文時代から使われているそうです。湿度がないと固くならないので、漆物は日本でしか作れないのです。また、世界最古のやきものも日本の土器です。火焔型土器などの造形は素晴らしいです。「火焔型土器」 や 「土偶 ・ 縄文のビーナス」 などは国宝になっています。日本って凄い! いにしえから何でも生かして育んでいる。


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器の補修と金継ぎ / その1

2019-05-15 00:05:05 | 陶芸情報
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■ 縁のはがれ (欠け) を補修
中鉢の縁が少し剥がれて欠けが出たので補修をしました。この中鉢は、以前に別府市のギャラリーで開いた教室の作品展の時に、家内が気に入って買った足立さん作の二つの中鉢の一つです。20cm径の片口中鉢です。踏まれ強い雑草をイメージした文様になっています。我が家の食卓によく登場する中鉢です。

家内から 「縁が少し欠けたので直してほしい」 と依頼されたのです。地肌が露出していました。まず、器を湿らせて破損部に粗めの土を盛り付けてから釉薬を塗りました。そして、本焼きをしました。その結果は、盛った土が少し収縮して片側に剥がれが出ていましたので、次に、この剥がれた隙間に釉薬を厚塗りして、再度本焼きをしたのです。器の縁の欠けを直すのは難しいのですが、それほど目立たない程度に直りました。



今回は2度も本焼きをしたので、織部釉のくすみ(酸化被膜)が取れたのか、少し光沢のある色合いになっています。盛り土して釉薬をのせた時の写真も下にアップしましょう。縁が欠けた写真は撮り忘れました。


もう一つの片口中鉢もアップします。昨日の夕食時、この中鉢に冷奴が入っていました。この二つの中鉢は家内がよく使っている器です。


この二つの中鉢は重ねて仕舞えます。右下の縁の欠けた所も目立ちません。



以前には、美佳子ちゃんが、縁が欠けたので直して欲しいと三つほど食器を持って来られたことがあります。縁がはがれていたのです。物に当たった時などに起きる縁のはがれです。ほつれとも言います。この時は、ほつれた縁の箇所に釉薬だけを塗って焼き直しました。気にならない程度に直りました。
「ご自分で作った器を愛用し、その器をこよなく愛おしむ気持ち」 が私にはとても嬉しかった!

通常の本焼きの時にも、たまに底に亀裂 (S字形の底切れ) が発生することがありますが、教室ではこれも同じ土で埋めて釉薬を掛けて再焼成して直して上げてます。意外と 「口縁の欠け」 よりも 「底の亀裂」 は直しやすいです。目立たない程度にほぼ直ります。器の色合いは若干ですが変わります。

底切れを補修する時は、割れた所に同じ土を埋め込んでから一旦素焼きをします。そして、若干の補整をして釉薬を掛け本焼きをしています。目立たない程度にほぼ仕上がります。このようなことをする教室は他にはないでしょうが、生徒さんの悲しむ気持ちが少しでも癒されればと思っています。窯の棚の空いてる所に置けば済むことなので、サービスで無料でやっています。焼き直しする場合は焼成費を半額程度とられるのが普通でしょう。

又、何年も前のことですが、前田さんが貫入が入ったお皿一枚に 「カビ」 が発生したとのことでしたので、素焼きをしてカビを取ってあげたことがあります。漂白剤でもカビ落としが出来ますが、素焼きしてカビを焼いてしまうのが一番です。尚、陶器は梅雨時などに、乾燥が悪いとカビが発生することがありますので、よく乾かしてから仕舞うようにしましょう。これからの時季は気を付けましょう。

このような補整方法は、私の拙著 『生活にうるおいを与える食器づくり』 の第9章の 「食器の補整」 にも記載しています。

・・・つづく・・・


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小ぶりな器たち

2019-05-13 00:02:02 | 小鉢、中鉢、大鉢
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数日前のテレビでテーブルウェアのコーディネーターが、小鉢や豆皿に料理を一品ごとに盛り付けて、おしゃれに並べて飾っていました。小鉢にはイチゴなども入っていました。可愛い使い方ですね。小ぶりの器のよさが生かされていました。若い人たちに流行っているようです。和食器を使う最近のトレンドなのでしょう。

美佳子ちゃんが作ってる小鉢も同じような使い方をされるのでしょう。食卓がかわいく彩られるでしょう。いつも楽しそうに作っています。その気持ちが込められた小鉢が食卓を和ませていることでしょう。




知佐さんの器はご自分用でしょうか、瑠璃色のカップや、外側を白化粧土で粉引きにした多目的に使える鉢、そして、柔らかな形の四角い小鉢です。丁寧に作っています。お二人ともろくろ作品です。



毎年2月頃に東京ドームでは、食器の 「テーブルウェア・フェスティバル ~暮らしを彩る器展~」 が開催されていますが、このような大きなイベントに食器を展示したり、見て回れると楽しいでしょうね。近ければ見学に行きたいですね・・・。


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焼締め風にも ・・・

2019-05-11 00:02:12 | 四方皿、楕円鉢、手洗鉢
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一つは三重野さんが手びねりで作った湯呑みです。内側が薪で焼成した焼締めのような器肌になっています。備前焼の緋襷(ひだすき)のような景色にも見えます。外側は白化粧土を刷毛塗りしてるので、穏やかな感じになっています。三つくらい揃えると来客用にも使えて、使い勝手のよい湯呑みになるでしょう。サイズをもう少し大きくしてもよいでしょう。



板皿は、古田さんがタタラづくりで作った矩形のお皿です。タタラ板を二枚つくり、少しずらして重ねて変化をつけています。この板皿も薪で焼成したような感じになっています。もう少し大きめのサイズにしてもよかったかも・・・。二つとも酸化焼成です。


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