陶芸教室 夢工房あすか

大分市内にある陶芸教室のブログです。
  大分市南春日町12の8
  電話 097‐545‐3581

あたたかみのある口縁

2019-05-09 00:01:05 | 湯呑み、カップ、ポット
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真上から見た口縁の形が、
二つとも温かみがあっていいですね。
一つは、成形後に口縁を四方形に少し変形させていましたが、
白い器に桃色と緑の色合がマッチして上品な感じに仕上がっています。
もう一つの方は、外面に施した瑠璃色に大らかさが感じられます。
口縁に手づくりの温もり感があるので、飽きがこない器になるでしょう。
飲み物が美味しくいただけると思います。恵良さんの手びねりのマグカップです。

いつも手にとりたくなる器、唇にやさしさを伝えてくれる器、
気持ちに安らぎを与えてくれる器、気分を変えてくれる器。
そんな器になってくれると思います。




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フォレスト・アドベンチャー 別府

2019-05-07 00:03:33 | オジマのブログ
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1週間前の4月27日に、別府市の志高湖(しだかこ)キャンプ場に 「フォレスト・アドベンチャー」 がオープン。2006年に河口湖に第1号パークがオープン。全国32箇所に設置されている。ビックリだ。10連休で埼玉から車で来た息子ファミリーが早速出掛けた。箱根に続いて2回目のようだ。とても楽しかったそうだ。賑わっていた。

高い木の幹にステージが設けられている。ステージからステージへと揺れ~るゆれ~るネット状の梯子や、つり橋、ボルダリング、ロープ、滑車などを使って移動する森林の空中散歩だ。お猿さんのように渡り歩いている。冒険的な遊びだ。二つのコースがある。所要時間が1時間と2時間コースだ。1時間コースでは最後の所で泣き出した女の子がいて動かなくなっていた。恐かったのだろう。後ろが詰まり2時間くらい掛かっていた。

ヤドリギ(宿り木)のように見えるのがステージ


孫二人とママさんは、2時間コースを満喫!


下の孫とパパさんは、1時間コースを楽しむ!


高所恐怖症の私には無理だね。年齢的にも到底無理でしょう。下から眺めてた。それにしても、こんな高い木の上にステージなどをよく装備したものだ! 金具でがっちりと幹に取り付けられている。木が伸びる。幹も太くなる。年々、どんな調整をするのだろうか? ノウハウがあるのだろう。

又、隣接する志高湖のキャンプ場には、最新式の大きなテントがたくさん張られていた。連泊などで2,000人くらい来てるそうだ。BBQやボート、ボール投げなどをして遊んでいる。ここも賑わっている。湖畔を散策してる人も多い。快晴で気候もよかったので森林浴で爽快な気分になった。志高湖にはクレープやフライドポテトなどを販売する屋台も3店ほど出てたので孫たちが喜んでいた。常設のお土産店にも見晴らしのいい休憩室がありくつろげる。ソフトクリームも売っている。



息子ファミリーもアドベンチャーを楽しんだ後に湖畔に降りて白鳥と遊ぶ。夢工房あすかの名前の由来である最初の孫の 「あすか」 も大きくなった。ワンショットににこやかな笑顔! 湖畔には白鳥。右のテントは一人用か。



フォレスト・アドベンチャー 別府は、別府ICから10分くらいだが、途中には鶴見岳・別府ロープウェイがある。駐車してる車も多かった。標高1,375m。ミヤマキリシマ・ツツジなどが見られる。冬は霧氷も見られる。別府湾や四国まで一望できる。九重連峰も見える。冬に一度昇ったことがある。


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お孫さん用のスープカップ

2019-05-05 00:01:35 | 湯呑み、カップ、ポット
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 お孫さん用のスープカップ!


お孫さんのために恵良さんが可愛いスープカップを2個制作。
一つは熊本へ転居された娘さんの男児のお孫さん用に、大好きな電車の絵。
もう一つは宮古島に居る息子さんの男児のお孫さん用に、海のイメージ。
内側の 「ごちそうさま」 がカワイイ。ほのぼのとした愛情が感じられる。
暖かいピンク色の取り鉢も素敵! 形もいい! 手びねりの作品です。





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日日是好日/連載18

2019-05-03 00:02:21 | 日日是好日/連載
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ー 「陶芸」 が教えてくれる 15 のしあわせ ー

 第七章 : 本を出版すること
私は読書をほとんどしたことがないので、少し込み入った内容の本は苦手だった。北大路魯山人さんの人気の随筆 『魯山人陶説』 も読み始めたが、文章の流れが摑めずに何度となく5,6ページで読むのをやめた。ある時に後半から読んでみたら面白かった。こういう読み方もあるんだなと思った。

陶芸の入門書はたくさん買って読んだ。掲載されてる作品は素晴らしいものだったが中味が乏しかった。個性的なやり方が多い。どの本にも一つや二つくらいは何か参考になることがないこともないが、ほとんどが知りたいことが書かれていなかった。首をかしげてしまうようなことも載っている。こんなやり方はしない方がいいよと戒めに生徒さんへの説明用に使ったりしたこともある。特に、手びねりについては、ロクロの名手が書いてるからか、手びねりを知らないようだ。粘土細工のような作り方である。作品はきれいに仕上げて見映えがいい。 「こんなことでいいのかな?」 と不審を抱いていた。そうだ、自分で書いてみようと思うようになった。

陶芸教室を開いて10年が経過した。生徒さんの皆さんは上手になっている。教えてきたことにも確信が持てるようになっていた。作陶の基本を書いた参考書を執筆することにした。私が学んできたことや、指導してきたことをまとめた作陶の実用書にしよう。そして自費出版をすることにした。

早速、執筆に取り掛かったが、作陶の手法を文章で表現するのはかなり難しかった。半年の予定が1年近くかかった。どうにか纏め上げた。校正など印刷をしてもらうまでの作業も全て一人でやったので四苦八苦した。自費出版で費用もかけられないので作陶の写真などは挿入できなかった。文章だけで分かりやすく書いたつもりだが、自分としてはほぼ満足できるものに仕上がった。手びねりからロクロまで一貫した手法をこと細かに解説した作陶の手引書になった。

多くの人に読んでもらいたいと思い通信販売を始めた。出版部数が少ないので1冊の単価が5,000円にもなったが、市販の本の相場に合わせて定価を1,400円にした。アマゾンで通信販売をした。一時は、アマゾンの 「趣味・実用の陶芸の売れ筋ランキング」 で No.1 になっていた。買っていただいた方たちのお役に立てていれば本望である。

 『生活にうるおいを与える食器づくり ~陶芸へのいざない~)』
   ブイツーソリューション出版。アマゾンと楽天ブックスで通信販売。



拙著に記載した作陶の技法は、連載4に記載した山中湖の陽だまり工房の陶芸家から得たことが多い。私と同じように、“なぜか” と考えるのが好きな陶芸家だった。私の知識の3割くらいはこの陶芸家から得たと言える。笠間で修行した人だったが、「陶芸家は理屈を知らない人が多いんだよね」 と言っていた。プロは理屈よりも技であろう。修練で上手くなれるのも陶芸である。ただ、アマチュアの人たちには 「技よりも理屈を知ってほしい」 と思ってる。その方が早く上達する。長く続けられる。

作陶の基本的な技法というものは、「理屈に沿ったもの」 でありたい。教室では、私は口だけで指導してきた。手も出さない。デモンストレーションもしたことがないが、生徒さんの上達は早い。手びねりコースは、ほぼ8ヶ月間で基礎コースと中級コースを修了するが、次の、ろくろコースも半年ほどで上手になっている。理屈に沿って行うと上達が早い。ろくろは、どんなやり方でもキャリアを積めば上手になれるが、「理に叶った手法」 であって欲しいと常々思っている。1週間に1回くらいしか陶芸ができないアマチュアの人たちがキャリアを積むのは難しい。理屈を理解しながらやれば早く上達する、応用も効く。長く続けられる。人にも教えられるようになる。




又、市販の入門書の中で参考になった本を挙げるとすれば、梅田正弘著作の 『陶技入門 (ロクロ編)』 である。この本はたまたま東京・東中野の古本屋で安く買ったものだが、大変役に立った。私の拙著 『生活にうるおいを与える食器づくり』 と、この本があれば万全だろう。手びねりと、ロクロの基本的な作陶の手法が修得できる。「陶芸入門書」 と言うタイトルや作品の写真に惹かれて市販の本を安易に購入すると遠回りすることになるだろう。頓挫することにもなるだろう。

陶芸教室を開くに当たっては、少し学術的な本も東京・東中野の古本屋で仕入れようと思ったのだが、その数ヶ月前に流行りの漫画本のレンタル店に変わっていた。経営者も変わっていた。陶芸に関する古い専門書などが神田神保町の古本屋などよりも沢山あったので無念な思いをした。そんなこともあって学術的な本はほとんど持っていない。その後、田村耕一著 『陶芸の技法』 などの古書も読んでみたが啓発されるほどの本には出会ってない。

私は陶芸の入門書や雑誌を100冊くらいは持っている。教室の本棚に置いているが生徒さんはほとんど見る人がいない。掲載されてる作品などは参考になるので、たまには見てほしいなと思っている。最近は、スマホを見ながら絵付けや釉掛けなどをする生徒さんが多くなった。これも時代の流れなのだろう。

尚、器の装飾の技法については、参考になる本が多いが、装飾はテクニックを要するので実践するのはかなり難しい。自分のものにすればさらにレベルアップできるだろう。

陶芸ブームが去って久しいが、最近は書店でも陶芸の本が少なくなってきた。15年ほど前は書店の本棚に5段くらいにぎっしりと並べられていたが、今は、せいぜい1段か2段だ。陶芸の本が消えてしまった書店もある。

私が陶芸を始めた頃は、陶芸もブームだったようだ。NHK教育テレビでも、2年に一度は 「趣味百科」 で陶芸講座が放映されていた。後に人間国宝になった益子焼の島岡達三さんなども講師として出演されていた。楽しく参考になった。最近は陶芸講座が放送されることがなくなったのが寂しい。テレビで陶芸を見かけるシーンと言えばサスペンス劇場の殺人事件くらいだろうか。

5月1日から “令和” の時代が始まった。令和の時代に趣味の陶芸がブームとして再燃してくれることを願っている。


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基本から学びましょう!

2019-05-01 00:02:15 | 教室のこと
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 陶芸を基本から学びましょう!
大分市の陶芸教室です。陶芸の基本を伝えたいと思って開いた教室です。
若い方から中高年まで幅広い年代層の方が大分市や別府市から来られています。
最近はご夫婦で来られる方が多くなりました。基本から学んでみませんか。

作陶の基本を覚えると早く上達します。陶芸が長く続けられます。
そして、使える器が出来ます。人にも喜んでもらえる器が出来ます。
陶芸に生き甲斐を感じられるようになります。

電動ろくろにあこがれますが、先ずは手びねりを基本から学びましょう。
手びねりで基本を覚えてから、電動ろくろへ進むと早く上達します。
短兵急に、ことを急ぐと遠回りしたり、頓挫したりするでしょう。
無駄な時間や、経費を費やすことにもなります。

手びねりで作陶の基本を教える教室は少ないですが、
作陶の基本になる手法を知って欲しいと思っています。
基本を学ぶと、最初から形のよい使える器が作れるようになります。
手びねり作品は、温もりのある器になります。創作的なものも出来ます。
何事も大事なのは 「基本」 です。基本から学びましょう!

令和元年5月1日



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