皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
ブログを書き初めて、きもののメンテナンス(お手入れ)について
書いてきました。生まれついた家業が代々着物の洗い張りと湯通しと湯のし
及び着物や洋服の染め物を行っていて、私自身、三歳の頃より親の手伝いをしていました。
自分自身も修行に行き丸洗いとしみ抜きを学び、さらにしみ抜き講習会や資格の取得や
素晴らしい技術と志を持っている人達との交流及びしみ抜き機や仕上げ台の取得により
自分自身の技量も進歩してみりました。
また洗い張りを手がけるようになり、自分なりに着物の染めと織りを学んで来ました。
着物のお手入れにすごい巾が出てきました。
昨今のリサイクルブームで着物をリサイクル店やオークション等で
買い求めていらっしゃる方より「ご自分で湯通しが出来ますか?」と
たくさんのお問い合わせがございますが、私なり考えを述べさせて
いただきます。私の祖母(明治40年生まれ)や母(昭和8年生まれ)の娘時代は、
裁縫の習得は当たり前の時代だった事を聞いています。
洗い張りも家庭に張り板が有り、普段着の木綿の物は家庭で洗い張りを行い
家庭で縫われる方が多かった思いますし木綿の物は難しくございません。
しかし正絹の物は、業者に任せている事多かった様に思います。
正絹の特性として、濡れた状態の摩擦によりスレが起きます。
スレの電子顕微鏡写真
私達業者として一番恐ろしいのは、スレの発生です。
ご自分で濡れたタオルでしみ抜きで生地を摩擦(こする)事により
強度なスレが発生した場合は、色掛けで修正しますが、
絹特有の艶が失われ再生不能です。
アンティークな着物は色の定着が悪くプロが洗っても色泣きするものも多く有ります
御召等は水に入れると巾がかなり縮んでしまいます。
ご自分でなさる場合はあくまでも自己責任ですのでお気を付け下さい。
湯通しも実際に手がけて見て感じる事は、私達専門店の人間は
着物が湯通しを行い余分な糊や染料を取り除き生地の歪みを修正し
耳吊りを修正し、静電気防止の処理をしています。これは全て着物の為
に行っております事をご理解いただけると幸いです。
自分で仕立てられるとご家庭で行われた湯通しと専門店で行われた物の
違いが一目瞭然です。仕立て屋さんに聞いていただけると良くわかります。
紬の湯通しお困りな方は、
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp
営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時
休日 日曜 祝日
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