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創業106周年きものと洋服のお手入れ専門店 一級染色技能士の仕事事例と日常生活

着用じわについて

2014年02月13日 | コラム

皆様こんにちは 

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

数名のお客様からのご相談がありました。

「着物のしわが取れにくく、アイロンを掛けても伸びない」

特に茶道の方は、「長時間座っている為に裾後部のシワが気になるとの事

生地が悪いのでしょうか?」とのご相談がありました。

一概に生地が悪いとは断定出来ません。

しわがつきにくいという事は、服装素材として欠かせない性能です。

この種類の苦情が多い理由としては生地が伸縮性に富み、収縮し易い生地から

収縮しにくく、しわの回復性の乏しい生地に変わってきた為です。

またきものに行う樹脂加工による防シワ加工等もありますが

かえって樹脂皮膜がしわの回復性を阻害していると考えれられます。

絹和服の防しわ性は吸湿量の増加にしたがって悪くなる傾向があります。

夏場の多湿時や梅雨時は着用時に汗を吸収時は特に強いしわが発生します。

また近年合成繊維(ポリエステル素材)の洋装品と絹の着物を同じ感覚で捉えて

着用しているかたもいらっしゃる事を確かでありますために一概に生地が悪いとも言えません。

正絹の生地のしわの事でなりづらくする為に色々と調べていました。

ある時に注文服の業者さんにしわの事を聞いた所、

「天然素材はしわになるのは当たり前の事です。しわでも高級素材は上品なしわが出来、

低級素材には下品なしわが出来ます。」目からうろこが落ちました。

この方曰く、「国会中継等でスーツのしわを見れは、大体の生地の

善し悪しが分かります」と教えて頂きました。

正絹の着物には上品なしわが出来ます。

逆に上品なしわを楽しみましょうとお伝えしています。

しかし強いしわがある場合は、業務用のアイロンでプレスすれば、

きちんと復元いたします。

 

着物の丸洗いとプレスは是非は

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時

休日 日曜 祝日

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