皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
きものを着用後のお手入れで
衿洗いをご自分でなさる方は最初に思い浮かぶ薬品は
ベンジンだと思います。
ベンジン (benzine) は、原油から分留精製した揮発性の高い可燃性の液体であり、
主として炭素数5~10のアルカン(飽和炭化水素)からなる混合物である。
揮発油(きはつゆ)、ナフサ(naphtha)、ガソリン(gasoline)、石油エーテル(せきゆ—、petroleum ether)、
リグロイン(ligroin)などとも呼ばれるが、用語の使い分けは添加剤や用途、地域によって著しく異なっている。
日本では概ね、分留で得られる半製品をナフサ、燃料用途のナフサをホワイトガソリン、
内燃機関用にナフサを接触改質しオクタン価を調整した物をガソリン、軽質ナフサから作られ懐炉や
溶剤などに用いられる物をベンジンと呼ぶ慣行がある。
またしみぬき屋さんの中には、ホワイトガソリンを使用している方もいらしゃいますが
また、ベンジンやホワイトガソリンをたらいに入れ、手洗いで丸洗いを行っている業者さんも
時にはいらっしゃいますが、この事は静電気が発生して、自然発火の恐れがある為に非常に
危険な事ですので、良識のある方は絶対にやめていただきたいです。
あるしみぬき屋さんから聞いた話ですが、修行時代にお店の方が、ベンジンをたらいに入れ
運搬中につまずき、たらいをしみ抜き用のコテを温めている七輪に落とし、たちまち火柱が
上がったそうです。回りの方達はすぐに我先に逃げ出したそうですが、この方は回りの
商品で叩いて消火したそうです。
当店では、可燃性を強い薬品は出来るだけ使用していません。
丸洗いもドライクリーニング機を使用して発火防止で静電気防止の為に
良質のドライソープを使用していますし、きちんと第三者機関に依頼して
洗浄力試験を行っております。洗浄力は折り紙付きです。
当店のドライクリーニング洗浄力試験結果
昭和40年代に着物の丸洗いが盛んになりはじめてから、洗浄力の向上と水溶性のしみ抜きの為に
ドライソープに抱水能力以上の水をいれ、しみや汚れを落とす為に使用して
黄変事故や白い生地がグレーになる逆汚染事故等も起こしてました為に
当時は着物にドライソープは不要と考えいまだにドライソープを入れずに洗っている
業者もいます。ドライソープを正しく使用すれば、風合いが向上し、静電気防止して
汚れにくくなりますし、しわも伸びやすくなります。
着物の丸洗いとプレスは是非
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士とクリーニング師のいる
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp
営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時
休日 日曜 祝日
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