皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
呉服屋さんからの紬の洗い張りの依頼です。
この呉服屋さんは、30年来の取引をしています。
湯通し、湯のしも当店で加工しています。
受け取った紬が随分硬い事に気付きました。
「当店以外で湯通しをしたのか?」と考えながら解いておりました。
紬袷 解き中 袖付の留
全部解いて見て、織り初めの部分を見ると張り手の後を見つけました。
張り手
張り手は木製のクリップの様な物で中に針が有りこれに挟んで、生地を引っ張りながら乾燥します。
張り手の後を発見して、親のやった湯通しと判断しましたが、随分硬く着心地が悪かった事を
心でお詫びしました。
紬表 洗い中
洗いで出てきた糊
洗っていると、糊がまだ出てきました。
紬 乾燥中
乾燥後に湯のしをして仕上げました。
板巻き
口揃え 仕上がり
この紬の幅は9寸5分なので、30年程前の物と思われます。
当時使用していた洗剤や薬剤を考えると、きちんと湯通ししていたので、良しとしなければ
いけないですが、30年経ち洗剤も薬剤も随分進歩しています。
一度湯通しした物を再度洗い張りをすると、糊が出た事を思うと、技術の進歩を感じます。
着物の洗い張りは、
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp
営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時
休日 日曜 祝日
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