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創業106周年きものお手入れと洋服のメンテナンス店 一級染色技能士の仕事事例と日常生活

紬袷 洗い張り 正絹素材(過去の湯通し)

2015年11月09日 | 着物(洗い張り)

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

呉服屋さんからの紬の洗い張りの依頼です。

この呉服屋さんは、30年来の取引をしています。

湯通し、湯のしも当店で加工しています。

受け取った紬が随分硬い事に気付きました。

「当店以外で湯通しをしたのか?」と考えながら解いておりました。

紬袷 解き中 袖付の留

全部解いて見て、織り初めの部分を見ると張り手の後を見つけました。

 

張り手

張り手は木製のクリップの様な物で中に針が有りこれに挟んで、生地を引っ張りながら乾燥します。

張り手の後を発見して、親のやった湯通しと判断しましたが、随分硬く着心地が悪かった事を

心でお詫びしました。

紬表 洗い中

洗いで出てきた糊

洗っていると、糊がまだ出てきました。

紬 乾燥中 

乾燥後に湯のしをして仕上げました。

板巻き

口揃え 仕上がり

この紬の幅は9寸5分なので、30年程前の物と思われます。

当時使用していた洗剤や薬剤を考えると、きちんと湯通ししていたので、良しとしなければ

いけないですが、30年経ち洗剤も薬剤も随分進歩しています。

一度湯通しした物を再度洗い張りをすると、糊が出た事を思うと、技術の進歩を感じます。

 

着物の洗い張りは、

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時

休日 日曜 祝日

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