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創業107年 きものお手入れと洋服のメンテナンス店 一級染色補正技能士の仕事事例と日常生活 

洗い張りの解きとは縫い

2021年04月19日 | 着物(洗い張り)

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます!!

日曜日は1日雨だったので外にも行かずに洗い張り物の解きと

は縫いを行っていました。

麻縞単衣物

呉服チェーン店で購入して検定を持った方が仕立てを行っていました。

撥水加工済みで、衣敷当てが付いていて、とても丁寧に仕立てていました。

大島単衣物

こちらかメリンスの肩当てと衣敷当てがついていて、かなりの年代物で

検定の持っていない家庭のお母さんが仕立てたとの印象が有ります。

絣表地

こちらは解き済みの絣の表だったのでは縫いだけです。

麻縞表後身頃裾 切れ込み

麻縞表前身頃裾 切れ込み

単衣仕立ての場合ほとんど額縁仕立ての為に切り込みが入っています。

切り込みは仕立ての段階では綺麗に仕立てる為に必要ですが、洗い張りをする場合

洗い張り職人は切れ込みを補修縫をしいで作業を進めると生地を裂けるリスクがある為に

リスクを防がなければいけない為に補修縫いをしなければいけませんが、少々手間が掛かります。

麻縞表衽剣先 切れ込み

こちらも剣先部分を欠いています。

麻縞表衽剣先 切れ込み補修縫い

こちらも空いた穴を補修しました。

大島表 衿肩開き

こちらの大島表も何度も洗い張りと仕立て直しをしているので衿肩開きが二度切っている事と

繰り越しを広く取っている事が分かります。こちらはミシンが掛からないのでは縫い用の

糸で補修しました。

は縫い済み

日曜日にテレビを見ながらの下準備の仕事でしたが、は縫いをしっかり行わないと

洗い工程、乾燥工程、仕上げ工程で糸が外れて地の目が曲がったりします。

仕立て屋さんが苦労して修正しなければいけない事と仕立上がりが悪くなる事が

ひいては当店に丸洗いやしみ抜き作業に戻って切る為にしっかりとした仕事をしていきたいです。

 

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厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

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