明石ちぢみ 抜紋上絵落とし 正絹素材

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます！！

元紋屋さんから抜き紋の上絵を落として欲しいとのご依頼です。

明石ちぢみ

夏物の証ちぢみです。

お茶等正式な場所で着用する為には抜紋を入れます。

抜紋とは紋の型を使い友禅糊に抜染剤を入れて脱色してから上絵を書きます。

使用している染料によっては綺麗に脱色してくれない場合は胡粉と言う白の顔料を

塗って上絵をかいていきます。その上絵を落として欲しいとの事。

 

明石ちぢみ　抜紋上絵（表側）

紋入れをして仕立てをせずにそのまま保管していたので胡粉が一部脱落しています。

明石ちぢみ　抜紋上絵（裏側）

胡粉が裏側まで通っています。

明石ちぢみ　抜紋（表側）

上絵を落とすと抜染剤で抜いた元の紋が出て来ました。

地色が濃いので白く抜けなかったことがわかります。

紋は紋屋さんがやっているのであまり紋を触った事が無かったですが

良い経験になりました。

 

着物と洋服のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

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