思いつくまま感じるまま。

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何でもありの記録
HN天道(てんとう)

資格証明書

2008年01月21日 | Weblog
女房とカラオケに行ってきました。
然るべきステージがあって、そのステージの上で歌います。
どちらかといえば自分は歌がうまいと思っている人たちが集まるお店です。
女房もどうせひとの歌を聞くなら上手な歌を聞きたいと申します。

行く前から女房は少し耳が痛いといってました。
舞台の上で伴奏が良く聞こえなかったそうでいつもと違う様子でした。

帰ってから耳鼻科に行きたいといいます。
直ぐ隣に耳鼻科がありますので「行ってくれば」というと「その医者は嫌だ」と申します。
行きつけの耳鼻科は車で30分ほどのところです。
「インターネットで予約して」と申します。
待ち時間は9人目でした。
直ぐ出発です、私は運転手。

駐車場で約1時間、終わるまでじっと待ちます。
カーナビでテレビが見れます。
ニュースが終わって「クローズアップ現代」の時間です。

今日の話題は「資格証明書」でした。
何の資格かと思いきや。
国民健康保険の話です。
保険料の支払いを怠ると保険証は回収され、最後に資格照明書なるものが発行されるそうです。
その証明書の末尾に「医療費は全額個人が負担する」と書いてあるそうです。
健康保険では一切補填しませんということです。
「資格剥奪証明書」ではありませんか。

この資格証明書が発行されたひとは全国で30数万人もいるそうです。
そしてその人たちは当然体調が悪くても医者にはいけません。
保険料すら払えないのに全額個人負担の治療を受けられるはずがありません。
普通の風邪でも全額個人負担となると1万円程度になるそうです。

そんな風にして治療も受けずに死んでいく人が増加しているそうです。
治療を受けれは死なずに済むのに、です。
行政に相談すれば救済の道は開かれているそうですが、納得できません。

「健康で文化的な生活を営む権利」を憲法で保証されている国の出来事とは思えません。
格差社会とはいえ、どんなに貧乏しても病気の治療を受ける権利は全国民が等しく享受できる社会にならないといけないと思います。

「お金がないから医者にいけない」といって生きていく権利を奪われてしまうことはなんとも悲しいことではありませんか。
経済大国を誇る日本で日常的にそん事が起こっていることは悲しいですね。