思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

全身麻酔

2008年06月09日 | Weblog
今回入院して「手術は全身麻酔で行います」と告げられた。

前日にまず「毛剃りをします」と若い看護師がいう、さらに「なんでしたら自分でやりますか」という。
「えっ、そんなん言わずにやってください」
といったら
「それじゃ、シャワー室で剃りましょう」
と連れて行かれた。
手際よく剃ってくれるのかと思ったら、彼女まだ経験が浅いようでモジモジしながら電気ハリカンみたいなもので「ジーコジーコ」とやってくれるが、どう見ても虎刈りだ。
一応剃り終わって「シャワーを使ってください」という。
結構な量の陰毛が剃り落としてある。
部屋に帰ったら彼女は先輩の看護師を連れてきて「一度確認してもらいます」という。
「これで結構です」と先輩看護師。

翌日、着替えて手術室に入る。
映画なんかでよく見るあの照明灯が上に並んでいる手術台だ。
「ここに頭を乗せて仰向けになってください、手が動くといけませんので固定しますね」と僅か1分ほどの会話。
それ以降まったく意識がない。
いつ麻酔をかけたのかも分からない。
気がついたら元の部屋のベッドの上で酸素マスクを当てられて寝ていた。
「麻酔中は呼吸が止まりますので人工呼吸をします」といってたからそのことなのかなと思う。
多分鼻から気管支を通して管を差し込んでいたのかもしれない。
あえて聞かなかったが、口腔上部が少し痛いのはそのせいだろうと思う。

「麻酔が切れてきたら少し痛むかもしれません、痛かったら言ってくださいね」
というから
「痛みます」
といったが、少しは痛みます、というだけで特に何もしてくれた様子はない。
その晩は体を動かすたびに鈍痛がはしりまんじりともせずに過ごした。
おちんちんの穴に管が通してある、尿が自動的に排泄されてベッド脇につるした袋に溜まっていく。
点滴が朝まで続いた。

朝になってやっと点滴が終わり、ちんちんの管も「少し痛いですよ」という間もなく抜いてくれた。
歩いても良いですよ、というがさすがに腹に力を入れると痛い。

切った後を2日後に初めて見た。
ホッチキスで6箇所ほど留めてある。
「えっ、糸で縫うんじゃないんですか」と聞いたら
「あのホッチキスと同じ原理で留めてあります」
という。
その上に薄いビニール状のものがべったりと貼ってある。

そんな訳で5日目の今日はトットと帰ってきました。
総費用9万5千円ほど。
いろいろ保険をかけていたけど入院期間が短いと大した給付もないそうだ。
女房が調べていた。

とりあえず今夜のダンスは休むことにしよう。