「わたしの脳みそなんてスカスカやわ、空っぽや」
と彼女が言う。
私の脳みそも最近スカスカだ。
今日は何日だったかしばらく考えて辿らないと思い出せない。
数少ない予定を取り違える。
車の運転を間違えてまったく違う目的の場所へ向かっていたりする。
手帳に予定を書く、そして手帳を開かないから忘れる。
なんだか生きていることさえ忘れそうだ。
深夜エレベーターに乗った。
ひとりのつもりだったのに、正面のガラスに私以外の何かが映っている。
私の後ろに女の人が立っていた。
降りるときに恐怖をこらえて振り向いてみたが誰もいなかった。
と彼女が言う。
私の脳みそも最近スカスカだ。
今日は何日だったかしばらく考えて辿らないと思い出せない。
数少ない予定を取り違える。
車の運転を間違えてまったく違う目的の場所へ向かっていたりする。
手帳に予定を書く、そして手帳を開かないから忘れる。
なんだか生きていることさえ忘れそうだ。
深夜エレベーターに乗った。
ひとりのつもりだったのに、正面のガラスに私以外の何かが映っている。
私の後ろに女の人が立っていた。
降りるときに恐怖をこらえて振り向いてみたが誰もいなかった。