思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

記憶力

2009年06月10日 | Weblog
人間は多種多様な記憶力を持っていると思う。
20歳の盲目のピアニストがアメリカの某コンテストで優勝した。
彼は複雑な音階を楽譜ではなく耳で聞いて覚えると言う。
複雑な和音まで耳で聞いて記憶するとは、信じられない能力だ。

先日女房に
「子の刻と言うと今の時間表示では何時ごろ?」
と聞いたら
「また同じ事を言う、『ねずみ小僧、子の刻参上!』と言うでしょ、今の真夜中のことよ、何年か前にも同じ事を聞いて私も今と同じように返事したよ、同じことを何度も聞かないでよ」

そんなに前のことまで覚えてるもんかよ。

荻野ぎん

2009年06月09日 | Weblog
「花埋み」を読み終わった。
明治の初頭に初めて女医の国家試験をパスした女医1号の生涯を描いた小説。
ノンヒィクションノベルと言った方がいいかもしれない。

生涯を、夫に移された淋病と共に生きた女とも言える。
その淋病は当時は完治できない性病で一生付き合っていかなければならない病気であったことが彼女の生涯の底流にある。

私にはただの「ガリ勉」女のようにも思える。
アホな事をいってると笑われそうだが。

「男を見返してやるっ」という執念で生きた女とも写る。
彼女の写真も見ることが出来るが、好かん。

能力は抜群だな。
彼女を秘書にしたら何でも可能になるような気がする。

血圧測定

2009年06月09日 | Weblog
私は血圧は高めだ。
今日も週一の「元気アップ体操塾」に行ってきた。
市が主催する高齢者向けの体操教室といったらいいのかも。

始めと終わりに必ず血圧を測定する。
155-85だ。
時々160-90程度になる。
160を超えると危険域になるらしい。

平生はその程度の血圧だが、健康診断や病院にいったときは必ず2回か3回測定される。
「深呼吸してみてください」と言われてもう一度測る。
そして
「は~い、結構ですよ。140-85ですね」
となる。

いつもおかしいなと思う。
高い血圧を測り方を調整して大丈夫な範囲の結果が出るのを待っているような感じだ。

しかし、今日は気っきり言ってもらった。
「血圧が高めですよ、塩分を控えるとか予防策は講じていますか、運動中は水分を補給してくださいね、血液がサラサラ流れるように」
とか。

ブレスレット

2009年06月07日 | Weblog
「金のブレスレット売れたよ」
というから何のことかとよく聞くと、最近目に付く「金・プラチナなど貴金属高価買取します」という表示の店にはじめて行ってきたらしい。

誰か見てないか周りを気にしながら。
昔から質屋なんかに入るには人目を気にすることが多い。

「へ~え、ブレスレットねえ、前の亭主が買ってくれたものかい」
「何言ってんの、そんな男じゃないよ、あいつは」
「じゃ、だれから」
「自分で買ったのよ」

「なんと4万5千円で売れたよ」
「ほお、じゃ元値は高価なものなんだ」
「数年前の思い出の品よ、何が思い出かって、買値は7万5千円だったのよ、それをクレジットで買ったんだけど7500円しか引き落としされなかったのよ、いつまで待っても。ラッキーと思ってお店にはそのこと言わなかったよ」
「え、じゃ7500円が45000円に化けたわけだ」
「やっぱり金は値打ちよね、石は駄目みたいよ、価値がドーンと下がるみたい」

本人は1万円程度でも売れればいいや、今後もこのブレスレットは使うつもりないし、思っていたらしい。
4万5千円の収入に浮かれていた。

この日から彼女は「金(きん)」崇拝者になった。
貴金属の装飾品は今後全部「金」にするといっている。
といっても実際買えるのは数年に一度くらいらしいが。

6月になって

2009年06月06日 | Weblog
昼、街を歩く。
真夏が近いことを日の光が教えてくれる。
早いなあ、もう6月かと思う。

容赦なく日にちが過ぎていく。
四季は寿命を狭めていくような気がする。
しっかりと体の中に年輪が刻み込まれていくような感じを受ける。
沖縄県に住む人の寿命が長いのも分かるような気がする。
本州ほどに四季の区分がなく、時間がゆったり流れていくような気がする。

四季の区分がはっきりしていること自体、忙しい。
着るものに神経を使う。
折々の行事に気を使う。
冷房装置、暖房装置。
季節に合わせた食物。

「うりずん」の頃はもう終わった。

元気アップ体操塾

2009年06月02日 | Weblog
市の無料の講座です。
行ってまいりました。
65歳以上の対象者です。
女房が勝手に申し込んで当選の通知が来ました。
「そんなもん、ワシは行かんぞ」
といってたのに先日出席確認の電話が来て、行かざるを得ない羽目になりました。

今、全国的に後期高齢者を対象として調査が行われているようです。
簡単なアンケートに答えて投函すると返事が来ます。
その返事に「無料の受診票」が添付されていました。
「あなたは医師の診断が必要です」と書いてある。
女房が
「あなた、いったいどんな回答をしたの」
と詰め寄ります。

否定的な回答をしたのは次の設問です。

・バスや電車で1人で外出していない
   殆ど車です、電車に乗るときは殆ど女房が一緒で切符も彼女が買います。
・預貯金の出し入れをしていない
   全て女房がやっています。
・友人の家を訪ねていない
   そんな友人はおりません。
・家族や友人の相談にのっていない。
   殆ど相談されることはありません。
・(ここ2週間)毎日の生活に充実感がない
・(ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない
・(ここ2週間)わけもなく疲れたように感じる

こんな下らん質問票です。
主観が入り込む余地が多すぎます。
これで判断するとは、馬鹿げています。

せっかく無料の受診票を送ってきたので、一度近所の診療所に遊びに行こうと思ってます。

1年で170曲

2009年06月01日 | Weblog
珍しく客が途絶えたところに彼女が入ってきた。
「歌わせてもらえるんですか」
「どうぞ、何を入れましょうか」

私と2人で次々に歌う。
歌い疲れて小休止。

彼女はよくしゃべる。
「え、私52歳、カラオケ歴1年です。突然目覚めました」
「娘が東京にいるんです、月に一度東京の娘の所に行くんですが、その時初めてカラオケに行きました、それまではカラオケとは縁のない生活してました」

彼女は抜群の音感を持ってるし、声も美しい。
どうやら一度歌って褒められて目覚めてしまったらしい。

「5,6回聞くと大体覚えられます。この1年で覚えた歌は170曲程になります」
「演歌はまったく駄目です、ポップス系ばかりです」
「聞いて好きになった歌はすぐに覚えられます」

なるほど娘さんと似たような歌を歌ってるわけだ。

「秋元順子さんの歌なんかはどうですか」
と聞いてみると
「あの人の歌は好きになれませんので歌う気がしません」
という返事。

「デュエット曲も少しは知ってますよ、何か歌いましょうか」
というので
「泣きながら夢を見て」「アマン」の2曲を一緒に歌った。
彼女のメロディが正確で気持ちよかった。

4時半ごろ、
「さあ、今から主婦しなくっちゃ」
といって帰った。

この店には始めて来た客だとママが言っていた。

帰った後
「1年で170曲は無理よね、2日に1曲の計算になるわよ」
と音痴のママが言う。
ママは無理に歌わせるとのぼせて汗をかく。
歌に関してはドンくさい。

「いや、1週間に3曲から4曲だよ、同時に4曲くらいなら1週間毎日聞いてれば覚えられると思うよ、好きこそものの何とかというじゃない」
と私。
自分の才能に目覚めた人は不可能にも挑戦する。