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磯鶏地区・藤原地区特集(2)
この写真のように基礎鋼管杭が支えているのは底版のみ。その上にコンクリートパネルをただ並べた構造になっています。
1、コンクリートパネルは「壁」になる部分。上部が薄くなっている細長い形状。工場で製作したものを現地で組み立てる工法(プレキャスト工法)。
2、基礎鋼管杭は地上レベルまではなく底版の1/3 程度までしか連結されない。鋼管杭の長さ、支持岩盤到達は不明。
3、底版にはあらかじめ短い鉄骨が多数写真のように仕込んである。コンクリートパネルを上から吊るし底の穴を鉄骨に合わせて接合。この短い鉄骨が唯一コンクリートパネルを津波から支える。
4、複雑な構造や変更が驚くべきもろさになっている。
完成前にすでにほころびが出ている。これでは津波に耐えられない
左写真 底版を並べていくうちにつなぎが上下にずれてしまった。 右写真 コンクリートパネル壁のてっぺんのがたがたのずれ(真上から撮影)。公共事業だから許されるのか?
2km以上の長大な防潮堤の危険なアキレスの腱となる。
鍬ヶ崎防潮堤、山田町防潮堤も同じ設計思想
津波の圧力 =「静水圧」(岩手県の設計思想)
岩手県がなぜこのような弱い設計をするのかというと、津波の力を軽視しているか、そもそも津波を知らないから、といわざるをえない。
県庁では津波の横からの衝撃力を貯水ダムや河川堤防にかかる水圧と同じとして計算しているのです。ダムや河川堤防には(深さに関係する)小さな水圧しか作用しません。
※(追加で繰り返しますが)津波の衝撃力は比較にならないくらい巨大です。
※ 図は岩手県庁資料より
防潮堤 懇談会 を開催します。 自由参加!
磯鶏・藤原防潮堤など、避難道について ほか
と き:3月28日(水)午後6時~午後8時 ところ:末広町 りあす亭
問い合せ 62-2131(鳥居)
//社/説//////////////////////////
宮古市議会選挙のこと── 新旧議員交代を
何度か陳情で足を運んだ宮古市議会には県レベルの事は議論したくないという空気があった。「県にものを言う権限はない」といわれた事もある。権限とかそういう事ではないのに、復興予算に目がくらみ議会は何かが狂っていた。防潮堤賛成/反対もなく県の事だからと「み猿」「きか猿」「いわ猿」の無関心の空気があった。そのような空気が不活発病として市民生活に伝染している事はいうまでもない。
議員は宮古市の震災復興にどんな見識を持っているのだろうか? 正直「ない」といっていいのでは?! 宮古の景観を壊しながらぼこぼこ建っていく防潮堤(16海岸)や閉伊川水門になんの関心も判断もなく、無投票選挙を挟んで8年間、自分の仕事を忘れていたといっていい。有権者は、一人一人の議員をきびしくチェックして「働か猿」議員の再選阻止(落選)に積極的に動くべきだ。
ただ、昨年の補欠選挙に立候補した人は、当選者、落選者を問わず、ぜひ再挑戦してほしい。現市政、現議員にあきたらずに補欠選挙に挑戦したと思うからである。
なにより、対象が市であろうと県であろうと国であろうと世界であろうと、宮古のためであればがむしゃらに、なにが何でも議論するという強い気概を持った人がどんどん出てきてほしい。///
カンパのお願い 振替口座番号/02780 -1-70695 加入者/鍬ヶ崎の防潮堤を考える会 ※青色の払込用紙、窓口130円、ATM 80円の手数料がかかります。
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