結城名物「ゆで饅頭」！ 富士峰菓子舗

　茨城県結城市のカフェ・ラ・ファミーユでガレットをいただいた後、市街地を散策。
　まったく予備知識がないまま歩き始めたところ、運が良いことにＴＭＯ結城による「結城も雛まつり」の開催中でした。
　千葉県民のあたくしはまったく存じ上げなかったのですが、茨城県では「真壁のひなまつり」が超有名らしく、週末は大変な人出になっているそうです。それにあやかって結城でも商店街の店舗に雛人形を飾って中心市街地を活性化させよう！と地元のみなさんが始めたイベント。雛人形を見ることができる50か所を案内した「結城ひなマップ」を片手に、結城藩主水野家の古今雛から手作りのつるし雛までいろいろなお雛様を楽しみながら歩きまわりました。

　「元祖ゆでまんじゅう」ののぼりにつられて入ったこちらの店内にも昭和初期の七段飾りのお雛様が飾られていました。
　「江戸末期、はやり病が蔓延したとき、当時の殿様が病払いに民衆にふるまったのが始まり」という結城名物の「ゆでまんじゅう」。今でも夏祭りにお供えして無病息災と五穀豊穣を願っているそうです。市内のお菓子屋さんではそれぞれ独自のゆで饅頭があるそうでまさに「結城名物」なんですね～
　土曜日午後の店内にはいろいろなお菓子が並んでいますが、お目当てのゆでまんじゅうは3個しか残っていませんでした。1つ85円です。「3つください」とお願いすると、気さくなおかみさんはお雛様や同じく店内に飾られている「300年前の山車と元禄12年奉納の般若心経」のことなどいろいろ話してくださいました。




　さて、千葉に持ち帰った「ゆでまんじゅう」。材料は、小麦粉・砂糖・北海道小豆・塩のみ。手作り・無添加の素朴なお饅頭です。現在では茹でるのではなく蒸しているそうですが、皮がもちもちして、甘さ控えめの自家製粒あんによくあいます。あー、もっと食べたかった！
　いろんなお店のゆでまんじゅうを食べ比べするのも結城の町の楽しみ方かもしれませんね～。

★★★★
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店名■富士峰菓子舗
住所■茨城県結城市結城78
電話■0296-33-2544
営業時間■[金～水]8:00～19：30