徒然スキーヤー日記

冬は毎週志賀高原レポート
夏は子連れダイビング情報
スキー試乗や旅行記の目次は「このブログについて」カテゴリー見てね

スバル・LEVORG D型登場!…さっそくD型レヴォーグ1.6 GTに試乗してきたよ

2017-09-18 05:20:19 | 車試乗
ということで.
スバルのLEVORG.
この8月に定例の年次更改を済ませた,D型の
デリバリーが始まりましたが.
ディーラーに試乗車が届いたようなので,
さっそく試乗に行ってきました…

今回,試乗車があったのが,1.6 GTと2.0 STI.
両方とも試乗してきたので,今回は1.6GTの試乗レポートをば…



今回のD型の変更点は,
・静粛性向上
・マルチインフォメーションディスプレイ大型化,
・大型ナビ対応
・その他内装の細かな改良
・フロントマスク変更
  -ウインカーがライトに内蔵.
  -バンパー,グリルデザイン変更
・ステアリング連動ヘッドライト
・アイサイトツーリングアシスト搭載
  -アイサイトの設定速度が130km超
  -0kmからのステアリングアシスト
・サスペンションセッティング大幅見直し
・リアシートの4:2:4分割
…などなど,かなり多数の変更が入りましたが
C→D型は,他社で言えば「マイナーチェンジ」に
当たる感じなので.
通常の年次更改よりも大きな範囲で手が入ってますね…


じっくり見ると,顔はそこそこ変わった感じ.
ただ,LEVORGオーナー以外には間違い探し
レベルの違いかな…

エンジンはメカ的には全く変わってないようで…
ただ,1.6Lの燃調プログラムに多少変更が入ったみたいですね.
(高負荷時の燃料増量抑制)
…インタークーラー周りを変更したとか,
ピストン・シリンダ周りの冷却に手を
入れてないのに…高ブースト時も
なるたけ燃料増量せず,ストイキに近いところで
燃やすようです.
レギュラーガソリン仕様なのに,かなり
厳しいことをやってますね…

さらに.1.6L車は,
バネレートを下げて,ノミナル車高を1cm高め,
さらに,バンプ&リバウンド側の双方のストロークを
伸ばして,乗り心地をソフトにしたらしいけど.

さて.結構手が加わったLEVORG.
その実力や,如何に??
と,さっそく,1.6 GTに試乗してみました.

まず,乗り込んでみて.
内装は…
普段のLEVORG乗りでないので,
細かな差はわかりませんが.
ナビが8インチ化,インフォメーションディスプレイも
横に大型化して.
これだけでも,C型までのオーナーは
ちょっと悔しくなるかも…
あと,本革シートでなくても,一番安いGTグレード以外,
シートヒーターが標準になったようですね.
GTグレードも,コールドウェザーパック
(ワイパー&ミラーのヒーター等)をオプションに
着けると,もれなくシートヒーターがセットでつくようで…

そして.
一番印象に残ったのが.
「セーフティープラス」のオプションで着く,
ディスプレイ化したバックミラー.
普通のミラーとディスプレイと,自由に
切り替えられるのですが…
ディスプレイに切り替えると.
暗いところでも,明るくはっきり写る!!
ミラーに切り替えると,バックミラーがいかに
暗かったか分かる!
これは衝撃的…
シートポジションを動かしてもミラーの位置の
調整の必要がないし.
これ,かなりいいかも…!

あと,リヤシートの4:2:4分割はいいかな.

って感じで.
内装には,こまごまと手が入りましたが.
今回のマイナーチェンジの目玉,アイサイト
ツーリングアシスト.
今回の試乗では,試せませんでした…(かなり残念)



で.
実際に走り出してみると…
をを…
静粛性は確かに上がって,
ちょっと静かになったかな…

そして…乗り心地も,ソフトになったよ…!
それも,かなりソフトに!
でも,そのソフトさ.
バネレートダウンというより.
かなりいろんなところにブッシュ容量が
増えたのでは…?
という感じのソフトさ.

段差の乗り継ぎは,これまでのLEVORGとは
全く違う,柔らかさ.
良く言えば,路面の段差,継ぎ目などを感じず.
悪く言えば,路面のインフォメーションが隠されて
分かりにくくなった,ともいえるか…

全体的に,高い周波数の振動はよくカットされているけど…
ダンピングしっかり効いているというよりも.
高い周波数の入力をブッシュか何かの要素で
完全にフィルタリングして,
ダンパー&スプリングはゆったり遅めの周波数で
だけ動いている…
という感じ.
簡単にいうと.ばねとダンバーが動くサスと,
ボディの間に,ゴムが1枚入ってるような感じ.

個人的な思い込みだけど.サブフレームマウントサスで,
サブフレーム~ボディの結合にたっぷりと
コンプライアンスをもたせた,一昔前の
トヨタ車のエッセンスを感じさせるなぁ…

で.そのブッシュの容量の大きさが効いているのか.
フロントロワアームのボディ側取り付けマウント
がピロボール→ゴムブッシュ化されたのが
効いているのか.
ステアリングを切った際に,タイヤが動き出してから
上物が動き出すまでに,ちょっとラグがある感じ.
いろんなブッシュなどの低剛性の部分が
たわんでから動き始めるような,かすかな
遅れがあるように感じてしまいます…

ステアリングを指一本切った時の
動き出しが,すっと動き出すというより.
タメがあってから動き出す感じ.
いい意味でのクイックさは無く.
ゆったりとした動き出しに感じるんですが…
だもんで.
ステアリングセンター付近の反応が,
ちょっとダルに感じる…
…これまでの機敏なLEVORGのイメージで行くと,
あれ?
ちょっと違う?
普通のファミリーカーっぽい…
って思うかも.

うーむ.
思い込みかなぁ…

で.
エンジンは基本的に変わってないので.
1.6Lは,動き出しからスピードが乗るまでは
低いギア比で必ず2000回転オーバーまで引っ張り.
ブーストが上がってから,ギア比がぐっとハイギアに
なるプログラミング.
町中では,スピードが乗ってからはせいぜい
1000~1200回転の低い回転数で走れます.
スピードが乗ってしまえば,快適.

町中で普通に走る分には,必要十分以上のトルク感.
一旦回転数(というか,ブースト)が上がれば,
かなりのトルクで車を引っ張ってくれます..
スピードが乗ってしまえば,すごい低いエンジン
回転数で静かに車を引っ張っていくので,
1.6Lと思えないトルク感なんだけど.
…スタートから20kmくらいまでの,ブーストが
上がるまでの段付き加速.
これがD型でも解消されていないのが,
ちょっと惜しい.

という感じで.
D型LEVORGの1.6 GTグレードは.
ちょっとゆったりした,OUTBACKに近い乗り味に
なっちゃったけど.
ステアリングや路面状況に反応する機敏さは要らないから,
ゆったりした乗り心地を…
ってなら,このGTグレードがいいんじゃないかな.

ってことで.
足回りは,かなり普通の乗用車っぽい乗り味になった,
今回の1.6GTでした.
うーむ.GT-Sはどうなったんだろう…
コメント (4)