徒然スキーヤー日記

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2020シーズンモデルのスキー板,試乗レポート…VOLKL編その1

2019-04-19 00:48:22 | スキー板試乗
ってことで.
志賀高原では,明日の朝の雨は
それほどひどくなさそうで.
朝8時には止んでそうだから.
雪はほとんど解けずに済みそう…
という感じがする今日この頃.
皆様いかがお過ごしでしょうか.

とりあえず.
今週末.
天気は土日とも良さそうで.
ポカポカ陽気の春スキーになりそうですが…

そう.春というと.
明日19日(金)の10:00から,ついに
志賀草津道がオープンです!
明日から,草津越えで志賀にアプローチ
できるようになります.
…が.
今シーズンも,
夕方 17:00~翌朝 8:00は通行止め
ということらしく.
朝8:30の焼額スタートに,草津越えでは
間に合いませんね…
うーむ.
残念…

ってなことで.
本題の,2020シーズンのスキー板の試乗レポート.
本日はフォルクル編です.
小回り用の板2機種のレポートになります.
では,どうぞ~!


○VOLKL RACETIGER SL WC 165cm









SL競技用.

純粋なSL競技用モデルとなるこの板.
プレートもかなりしっかりしたものが
乗っています…


滑ってみると…
さすがはSL競技用モデル.
結構固く,しっかりした足ごたえ.
かなり張りが強い感じを受けます.

谷回りからガッツリ板が捉えて行く.
エッジグリップの強い板なので.
かなりのカービングスペシャルに
感じます.

だんだんスピードを上げていくと,
板がいい感じでたわんで行くので.
強いエッジグリップで,このたわみに
沿ってきれいにエッジの線に乗って
回っていく感じ.

ちょいと固めながら,私の普段履きの
ATOMICのSXに近い性格に感じます.
谷回りから足場を作って,しっかり
傾きを作っていくと,
カービングでかなり小さい半径で
しっかり回ってきます.
谷回りの傾き具合で旋回半径が
コントロールできるので,
旋回半径のコントロール性もいい感じで.
ガッツリエッジグリップしたまま
グイグイ回っていき,高速耐性も十分.

ただ,グリップが強いので,
板を動かしていくのは難しく.
ズラシの小回りとかやっても楽しくない
感じ…
だもんで.コブも厳しいかな.

まぁ,やはりSL板ですので.
そこそこのスピードで,整地をかっ飛ばす
ための板ですね.


○VOLKL RACETIGER SL DEMO 165cm









基礎小回り用

SL競技用のRACETIGER SL WCとかなり
似ているので,
見た目でほとんど区別できないこの
モデルですが.
こちらは基礎の小回り用です.
サイドカーブが違えば,ビンディングも
RACETIGER SL WCとは違います.


こちらの板は,RECETIGER SL WCと比べて,
かなり軽快で,ATOMICで言えば,S9iに
近い感じ…
スイングウエイトがSL WCより軽く,
谷回りで板を動かしやすく,
どのようにでも好きなところに
板を差し込める自由度があります.
谷回りからどうしようもなくグリップする
SL WCとは違って,板を自由にずらせる
自由度があり,こちらの方がいろんな
斜面状況での適応性が高い感じ…

ただ,グリップがWC SLよりは弱いので.
私のリアルトップスピードまで攻めると,
板が軽い分,山回り板が叩かれてばたつく
感じはありますが,
普通のゲレンデの速度域なら,ほとんど
気にならないレベルかな…

何にしろ谷回りが自由に作れる.
WC SLは硬い斜面のカービングスペシャルだけど,
この板は硬い斜面だけじゃなく,
荒れた斜面や柔らかい雪でも十分コントロール
しやすくて.
低速でも板が動かせる分,いろんな表現が
できます.

SL競技用ほどではないけど,
結構しっかりしたグリップがあり,
スピード耐性もそこそこ十分あるので.
普段のゲレンデ履き程度のスピード域ならば,
カービング小回りも,板を動かす
小回りもできて,
そこそこ大回りまでも引っ張れるし.
ズラしも使えて,コブでも攻めて
いけそうな感じがするし.
雪質も斜面も選ばず,どんな状況でも
滑れそうなので.

ゲレンデでオールラウンドに履く小回り
ベースの板としては,
結構いい板なのでは?
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