徒然スキーヤー日記

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焼額山スキー場の歴史を振り返ってみる6…2007年のリフト・ゴンドラ11本体制から,現在の5本体制になるまでの歴史

2020-10-02 00:07:28 | スキー雑談
ということで.
第1回 オープン直後の焼額
第2回 バブル時代の第2ゴンドラ側ができるまで
第3回 オリンピックまでの拡大期
第4回 志賀全域の,1999年と現在の比較
第5回 なんとか踏みとどまった2007年まで
と,語り続けてきた焼額山スキー場の歴史.
今回が最終回です!

えー.
前回の2007年までは,なんとかピークの
11本体制をキープし続けた歴史でしたが.

今回,2008年からは,ひたすら縮小の
歴史になります…

○25年目 2008シーズン

この年.
ついにマップ上に残ってはいたものの,
運転されることが無くなっていた
第1ロマンスA線
第1ロマンスB線
第5ロマンス

の3本のペアリフトがマップから落ちました…!


これで,焼額はピークの11本体制から,
8本体制になります…

(1ロマA,Bと5ロマが消えた営業案内板)

○26年目 2009シーズン

この年,ゲレンデマップは2008年と
ほぼ変わらないのですが.
昨シーズンにマップから落ちた
1ロマAが物理的に撤去
されました…(涙)


一旦リフトマップから落とされても,
物理的に残っていれば,3ロマのように復活も
ありえたけど.
これで,1ロマAの復活の目は断たれたのでした…
1990年代に撤去された2ロマBに続く,
焼額山では2本目の撤去リフトでした.

○27年目 2010シーズン,28年目 2011シーズン

この2年間は,ゲレンデマップ的には2009年から
変化なし.

ただ,さらにスキー客減少が進み.
第1高速の乗車人数が減ったのか,
第1高速が土日のみ運転になりました…
そして,白樺コースでアフタヌーンファースト
やっていたのがこの時期でしたね!!

ただ,2011年の衝撃的ニュースとして.
東日本大震災の電力不足の状況を鑑み,
4月第1週で営業終了になってしまい.
このあと2016年まで,焼額はGW営業を
やらなくなってしまった
のがショックでした…

○29年目 2012シーズン

この年は,リフト券が現在のカードチケットに
切り替わり.
ゲートシステムの全入れ替えを行ったのですが.

…この時,
ゲート装置をつけるのに,1リフト当たり
100万円近くかかってしまうとのことで.
ゲート付け替えのお金を出せず,
志賀高原全域で,
廃止になったリフトが続出(涙)
蓮池ロープウェーも,この年に消えました…

焼額もゲート交換の余波で.
第1高速リフト
第3ロマンスリフト

がマップから落ちました…っ!!!(激涙)


第3ロマンス…
せっかく復活したのに,また廃止とは…っ!!

そして,第1高速リフト.
設備は撤去されず残っているものの,
ゲートシステムは外され,新しいゲートは
取り付けられず.
このまま廃止か,あるいは復活してくれるのか…?
と,天を仰いで嘆いた思い出があります.

○30年目 2013シーズン

この年は2012シーズンから変化は無しでした


この頃の営業案内板には,
今は無き第2ロマンスがまだ残ってますね…


○31年目 2014シーズン

この年,昨年まで何とかパーク営業で
生き残っていた
第2ロマンス
が,ついにマップから落ちました…


2014シーズンをもって,運転リフトは
現在と同じ5本体制となりました…


あと,
私の記憶があいまいなんですが.
このあたりの年から,
焼額のゴンドラやリフトが,
減速運転がデフォルト
となり,お客さんがよっぽど多いとき
じゃないとスピードが上がらないという,
悲しい仕様になった気がします…

1ゴンは最大速度6m/sで,5分30秒ほどで
山頂まで行け,これだと1時間で5本
滑れるはずなんですが.

…今はお客さんが少ないと4m/s近くまで
スピードが落ち,山頂まで8分ちょい.
これだと,ギリギリ1時間4本滑るのが限度.

お客さんの数によって0.1m/s刻みで
スピードを調整していますが,
最大6m/sを出したことは,おそらくここ
数年は無いですねぇ…

いつの間にか,運転速度4m/sの3高,2高も
3m/sの減速運転が通常運転になり
ました…(ちょい涙)

(一の瀬,西舘山も高速リフトは減速運転が
 通常状態になってしまったので,
 今もフルスピードで常時運転しているのは
 奥志賀ゴンドラ&高速ペアリフトくらい?)

○32年目 2015シーズン

2014シーズンと変化なし.
営業リフトは5本だけど,営業してないリフトが
まだ5本,撤去されずに残ってました.


○33年目 2016シーズン

…この年は,衝撃の年で.
なんと.第1高速が物理的に撤去!!
これで,第1高速復活は無くなりました…(激涙)
さらに,1ロマBも撤去されました.


2015年の夏に,焼額に登山した時.
ちょうど1ロマB降り場の撤去工事を
やっていて.
「あぁ…1ロマAが撤去されてしばらく
 残っていた1ロマBも,ついに撤去か…」
と,寂しくなった思い出があります.


ただ,この年は,リフトは減ったものの.
焼額がGW営業を再開してくれて.
3月中旬から早朝営業をしてくれたことに,
喜びを全身で表した人も多かったかと…

そして.もう一つ.
記憶に残る激烈な雪不足だったこの年.
雪不足解消のため,10年以上休止していた
GSコースの人工降雪機を修理,復活
させて,
これ以降2020シーズンまで,毎シーズン
GSコースに人工雪を打ってくれるようになり.
春営業が1ゴンのGSコースになったことに
関しては,喝采の拍手を送りたいところです…

まさか,10年以上野ざらしで放置されていた
人工降雪機を復活させるとは…っ!!

○34年目 2017シーズン

この年は,
5ロマが撤去
されました


○35年目 2018シーズン

そして,この年.
ついに
3ロマも撤去
このあたり,記憶があいまいですが.
2ロマ撤去
もこの年だったかな?(詳しい方,情報求む)


これにて,運転していないリフトは全て
撤去されてしまいました…

…そして,オリンピックコースから
ミドルコースに下りることができた
エキスパートコースも,確かこの年から
滑れなくなり.

2018年に,現在の運用体形が固まったのでした…


○36年目 2019シーズン~37年目 2020シーズン

ということで,
2018シーズンからこれまでは,
何の変化もなく終わったわけですが.


ピーク時から比べると.
リフトが寂しくなりましたね…


とはいえ.
コース自体は,ピーク時からほぼ減らずに
済んでいるのが救いかな…

ってなことで.
オープン時から現在までの,焼額の変遷を,
かなりいい加減と評判の私の記憶
に基づいて追いかけてみましたが,
いかがだったでしょうか…

とりあえず.
私としては.
これ以上,リフトやゴンドラが減ることなく
営業が続いてくれればいいな…
…と,願うばかりです.
バブルの頃の混雑は勘弁だけど.
もう少し,スキーヤーが増えてくれると
いいんだけどなぁ…

でも.
まさか,さらにコロナが追い打ちをかけて,
今よりも…

…いや.
考えない.
そんな恐ろしいことは,考えないぞっ!!

これ以上リフト・ゴンドラが減らないように.
みんな,焼額へ行こう!

(このいい加減でおそらく間違いだらけの歴史について,
正しい情報をお持ちの方の訂正情報,お待ちしています…)
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