先日の志賀高原は.5人で行ったのですが.
あれですね.
最近の板は,ビンディングが最初から板にくっついちゃってるのが多くて.
そーゆー板は,だいたいワンタッチでビンディングがブーツソールサイズに
あわせて調整できるようになってるんですね.
ということで.
今回.
ブーツサイズが一緒だった人などもいたので,5人全員で順番に板を
とっかえひっかえして滑ってみました.
うーーん.
やっぱりいろんな板で滑るのは面白いですね~.
まずはこの板.
OGASAKA Keo's EX 170cm.
2シーズンほど前の板になりますか…
結構張りが強い板ですね~.
それも,メタルとか補強材の強さじゃなく,ウッドコアに
しっかり腰がある感じ.
んで.
オガサカにしてはエッジグリップが強く,
ずらしよりむしろエッジに乗って曲がる感じがするという.
うーん.なんか,オガサカらしからぬ板だなぁ…
張りが強いので,回転弧は大きめになります.
やわらかめの雪だったので,スピードを出していくと板が
食い込んでしまい,ズラシのコントロールは難しめ…
板の重量感もあり,やっぱりロングターンベースなのかな.
けど,GS系の板のようにメタルの反発力はなく,
返りは比較的しっとりとした感じだったのが印象的ですね~.
結論:ごめんなさい.私はあんまり好きじゃない…
んで,次の板.
OGASAKA TC-QR 165cm
昨シーズンの基礎小回り用の板ですね.
5人行った仲間のうち,2人がOGASAKAって時点で
すでにこの仲間の指向が読み取れるかと(笑).
この板…
同じ小回り用のはずなのにっ!
私のSALOMON 24hours LMとは対極にありますな.
ずっしり感のあるLMとは打って変わって,すさまじく軽快.軽量.
んで,非常に動かしやすい.
ずらしやすいって言っても,ずれずれじゃなく,しっかり足場がある中で
板が動いていってくれる.
軽くて動かしやすいので,思ったところに板を動かせます.
何でもできる気になります.
がっちりグリップする板じゃないので,雪質によってグリップが
大きく変化することもなく,やわらかい雪と硬い雪が混ざっているような
ところでも安心して突っ込んでいけます.
一見弱そうな板なのに,ハイスピードで窒息することもなく,
スピード耐性も高い.
なんとも不思議な乗り味の板…
結論:SALOMONとえらい違うが,小回り板のひとつの理想形かも.
んで.
次.
'11 ATOMIC D2 DEMO TYPE-S 160cm.
今シーズンのTYPE-Sです.
DEMO「X」TYPE-Sではないです.X無しのTYPE-Sです.
トップモデルではないですが,エキスパート向け小回りスペシャル板ですね.
これは…
OGASAKA TC-QRと好コントラスト.
超グリップ系,小回りスペシャル.
エッジがぐぐぐっとグリップして,ぐにょーーんと板がたわんで,
そのたわみに沿って板が強烈な回旋力を生み出します.
トップが内に入ってくるというより,たわんだエッジ全体が丸く
雪をつかんで,板全体で強烈な回転力を発生している感じ.
160cmだと,私には弱いのかな?
ものすごくたわむので,ありえない小旋回半径で回ります.
んで,スピードを出していくと,ターン後半に板が右から左へ
飛んでいきます.
まさに飛んでいきます.空中で板が体から遠くに離れていきました…
んで,体が伸びきる限界で雪面を捉え,グリップするとまた反対に
すっ飛んでいくという…
手が雪面をぐりぐり摺る小回りどころか,腰が雪面に触れるんじゃないか?
って内傾角の小回りができます.
私の滑りを見ていた板のオーナーは,板が左右に吹っ飛んで行き,
あまりにも内傾角が深い私の小回りをみてウケてました.
そのくらい強烈です…
#人が少なくて雪面が完全フラットなバーン限定
結論:まさに小回りスペシャル.オールラウンドな板じゃない…
で.
この日の結論としては.
TC-QRも良かったけど.
やっぱり私は自分のSALOMON 24hours LMの乗り味が一番好き…