毎日が綱渡り。
あちらを立てればこちらが立たず。
ギリギリの折衝は、時に魔法の裏技でなんとか切り抜けて体裁を保つ。
誰が悪い?
そうやって問い掛ける。
でも魔法の裏技を使ってしまえば、自身とて逃げ場はありやしない。
組織の中で良かれと思い、知らず知らずのうちに一蓮托生。
毎日が綱渡り。
部下は守れるか。
上司は託せるか。
誰も、自ら手を挙げることなどありやしないだろう。
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石川遼も浅田真央も、トップアスリートとしての若い魅力に溢れている。
強さと脆さ。
その儚さも、また若さの魅力である。
勝つための老獪さは、真の王者となるために不可欠なもの。
ただそこにはもう、万人を惹きつけるだけの魅力は失われてしまっているだろう。
遼クンも真央ちゃんも、不本意であろう結果にも、言い訳はなく、淡々と自分を見つめて語る。
そんな姿に、心を揺さぶられる。
誰かのために戦うのなら人は . . . 本文を読む