久しぶりの仕事休み。
昨日より今日、朝より晩と、腰の状態が少しずつ良くなってきているのがわかる。
痛みというのは感じ方ひとつにところもあって、ケガや病気でいきなり無かった痛みが身体を襲ったとき、心の驚きや不安も相まって余計に痛みを感じるものだ。
同じ痛みの程度でも、二日目三日目と経つにつれて時間とともにアタマがその痛みに慣れてくる。
また、どこまで動いたらどの程度痛いのかをアタマで理解できるようになれば、不安も薄らぎ、痛みの恐怖も半減する。
そうなって初めて、本当の痛みの程度がようやく自分の感覚となる。
まあ、何年か前になった尿道結石のような、どうしようもない激痛の時もあるのではあるが。
明日から７連勤。
仕事のことで頭がいっぱいになれば、大丈夫だろう。
責任感と忙しさで何とかなる。
腰である特定の動作をしなければ、痛みなど関係ないレベルにまで感覚を抑えられるように思う。
ただ、スイングはまだ無理。
２年間ほとんど休みなく毎日スイングを繰り返した身体が、そう直感している。
次回ラウンドも未定で、アタマのモチベーションも低い。
思えば、２年程前にゴルフを再開してから、身体の状態には敏感になったように思う。
毎日毎日、スイングの微妙な動き、感覚を常にアタマで意識しているせいだろうか。
以前は、重いか軽いか、痛いか痛くないかくらいしか、自ら感じようとしていなかった。
身体って不思議だ。
言葉ひとつで、苦しくなったり楽になったりもする。
また、弄られたり舐められたり揉まれたり摘まれたりすれば体が反応するが、逆に弄ったり舐めたり揉んだり摘んだりしても、その相手の反応を見てアタマが興奮してくる。
同じことをされても、人によって気持ち良くなれたり、逆にそうでなかったり。
身体とアタマの関係は密接だ。
人間、好きなことやっていれば、苦痛が苦痛とは感じない。
プロのスポーツ選手でさえ、責任ある立場や状況にあれば我慢できたり、上り調子であれば痛みを感じなかったりすることも、ごくごく普通のことであろう。
