しばしの間、冬眠に入ろうと思っている。
冬眠とは言っても、もちろん仕事は相変わらず多忙であるし、寝て過ごそうなどという悠長なことではない。
少し進みたい。
そのために、言葉のいらない期間が欲しい。
そういうことだ。
これまでも何度か、そうしてきたように。
少し考えるところもあり。
それでも人は山にのぼるのである。
2012年2月14日記事より
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君が動かずにじっとしているから、
僕はそっと手を伸ばしたんだ。
君の浴衣をはだけたら、
刹那の時間が動き出す。
明かりを消して、やさしい気持ちになるとき。
月明かりに浮かび上がる。
たおやかな質感も。
桃に染まる色彩も。
なめらかな曲線も。
やわらかな隆起も。
固くなった突起も。
濡れて光る三日月も。
秘めやかな陰りも。
君のみずみずしい若さは、
僕に罪の意識を抱かせる。
たとえ行き先がどこ . . . 本文を読む
夢じゃないんだ。
悲しいことも。
虚しいことも。
時はいつだって何事もなく過ぎ。
花はいつだって何事もなく咲き。
夢じゃないんだ。
嬉しいことも。
楽しいことも。
人はいつだって何事もなく行き。
花はいつだって何事もなく枯れ。
苦しいならば、見上げればいい。
明けては暮れて、明けては暮れて。
ずっとこれまでも。
きっとこれからも。
空はいつだって、そこにあるから。
お金 . . . 本文を読む
楽園はきっと誰もが住みやすい場所ではないと思う。
人はサルから進化した単なる厄介な生物でしかない。
誰もが気持ちいいことから逃れられるはずもない。
そのためなら人は何でもできてしまうだろう。
過剰に進化した人の脳は、そのための論理や思想を必死に肯定しようとするだけだ。
滑稽なり。
生きるとは滑稽なり。
それを認められない可笑しな人。
バーチャルな楽園でしか生きられない可哀相な人。
楽園はき . . . 本文を読む
僕等の見ている世界。
僕等の見ている世界は、この小さな窓から見える景色くらいのもの。
この歳になっても、まだまだもっと多くの世界を知るべきだと思う。
東京見物。
埼玉と千葉に10年も住んでいたのに。
名古屋生まれの名古屋育ち70年以上という父を連れて。
スカイツリーに上がりたいとか。
一人だとどこ行っちゃうか、わからないし。
今回はナビゲーター。
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また連勤が始まっている。
少々お疲れ気味で打つつもりはなかったのだが、仕事帰りに、いつもの練習場の角を吸い込まれるように曲がってしまった。
6番一本を抜いていく。
まあ、時間的にもこんなものだろうという見立て。
今日のひらめき。
しっかり打っているわけではないが、あまりにも当たらないので極力コックを抑えて振ってみたらイイ感じになった。
手の甲側に折らないのは基本だが、疲れていると意外にやって . . . 本文を読む
18番ホール。
6番アイアンでジャストミートしたボールは、一瞬上空で止まっているかの如くに高く高く舞い上がった。
その瞬間に見上げる夕刻の空。
昨日久しぶりに行った練習場でインストラクターに教わったフィニッシュ。
今できる限りのベストスイング。
ゆっくりとフィニッシュを解く。
なかなか落ちて来ないボール。
泰然と見上げた夕刻の空は、たまらなく綺麗だった。
ただ、それだけで。
ただ、それだけ . . . 本文を読む
ようやく腰の方も楽になり、久しぶりに仕事帰りに練習場へ向かった。
まだ少し左腰にひっかかる感じの違和感はあるものの、コルセットのおかげか振れないことはなくなった。
いやむしろ、余計な力みが無いせいか、何かイイ感じだ。
そういえば肋骨を折った時も、オーバースイングが無くなって良くなったことがあった。
腰が痛いと手打ちになりがちなものだが、むしろ腰に意識があるせいか体幹で振るイメージが強くなって . . . 本文を読む
女子プロゴルファー岡本綾子プロの自叙伝。
まえがきとあとがきを読んだだけで、興味をそそられ即購入。
「情熱と挑戦」という“いかにも”のタイトルがつけられてはいるが、それよりも内容は、その表現も含め、人間“岡本綾子”の人間性がとてもよく表れていて面白い本であった。
やはりその道の先駆け、一流ともなった人物だけあり、やはり豊かな想像力と、またそれを実行できる勇気、柔軟性とを持ちあわ . . . 本文を読む
私の中には龍がいる。
心の中の奥の暗闇に、それは静かにその身体を横たえている。
きっと誰の心の中にも、龍は静かに眠っている。
その人に、自覚があるないにかかわらず。
その龍が大きければ大きいほど、その龍の存在を自覚することは難しい。
そして自身、それを認めることができない。
その存在を自覚する人は、その龍は一度暴れ出すと、自身ではどうにもできないものであることに気付いている。
龍を起こして . . . 本文を読む
せっかくの休日もギックリ腰で何もできず、それでも仕事は休めない。
病院もまだやっていないので、仕方なく市販のコルセットを購入して装着した。
年末年始の戦渦をようやく凌ぎきったものの、その代償は大きい。
けれど満身創痍の身体なのは、自分だけじゃない。
なぜこんなに身を粉にしてまで、戦っているのか。
ふと、自分でもわからなくなることがある。
帰り道。
ハイウェイに乗る前の最後のコンビニの裏。
氷 . . . 本文を読む
ようやくやってきたお正月。
雑煮を食べる。
そういえば子供の頃、毎年お正月は親戚が母方の祖母の家に集まっての餅搗きが恒例行事だった。
今は亡き母は、3人姉妹と弟の4人兄弟で、よって自分には6人兄弟の父方も含め親戚が多い。
餅搗きは、その母方の親戚類が揃っての一大イベントだった。
おばあちゃんの家の庭には普段は使わない釜戸があるのだが、一年に一度だけ大活躍をするのだ。
裏山から調達してきた薪 . . . 本文を読む
終わらない歌を歌おう。
くそったれの世界のため。
THE BLUE HEARTS
1987
朝、喉がむせて咳込んだら軽いギックリ腰。
指のアカギレは、とうとう手の平側の親指を横断した。
最近、なぜかロレツがまわらない。
終わらない歌を歌おう。
明日には笑えるように。
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自分にとっては、まだ正月が来ない。
年末から年明けにかけて、まだ一日も仕事を休んでいないからだ。
12月下旬の地獄の連続勤務のあと、一日休んでそれからまたずっと連勤。
さすがに勤務時間は少し楽にはなったが、それでも14時間以上は拘束される。
おせちは食べ、年越しそばも食い、一年の計は立てたものの、仕事から離れられないうちは、頭の中はまだ年末の続きのままだ。
これでちゃんと残業代貰えればいい . . . 本文を読む