黙示録に言う【大いなるバビロン】の倒壊の予兆と思う。
【大いなるバビロン】は【女王】であると言っている。その滅びは【一日の内に】起こると書いてある。それによって地上の【贅を尽くした物品】の流通が終わると書いてある。それは【都市】であると書いてある。
ここ半年ばかりで【世界支配層】とか【世界貴族】とか【金融マフィア】などと言う文言がネット上に『ひそひそ囁かれる』体ではなく『声高に』論われるようになって来た。
また、カトリック教会での淫行が明るみに出始めたようである。
カトリック、キリスト教会、キリスト教由来の政治思想、形態、行状、世界支配層、世界貴族、金融マフィア等はみな【ある一個の事象或は組織と行状】の色々な【面】であると思う。それを黙示録は、こういうものの始原であった古代の都市の名を取って【大いなるバビロン】と呼んだ。
ノートル・ダム寺院の正面入り口頭上には女のレリーフがある。それは左手に【王杓】を持って居る。その寺院が突如炎上崩落した。大いなるバビロンと呼ばれている上記の一群はもしかしたら突如、今年中に崩壊するかもしれない。
黙示録17章
7つの鉢を持てる七人の御使の一人きたり、我に語りて言ふ『來れ、われ多くの水の上に坐する大淫婦の審判を汝に示さん。地の王たちは之と淫をおこなひ、地に住む者らは其の淫行の葡萄酒に醉ひたり』
・・多分これは【お金を稼がなければ生きて行けない】が【常識】になっている、と言う事だろう。
かくてわれ御靈に感じ、御使に携へられて荒野にゆき、緋色の獸に乘れる女を見たり、この獸の體は神を涜す名にて覆はれ、また七つの頭と十の角とあり。
・・野獣とは聖書では【人間による政治】、緋色とは多分共産主義。
女は紫色と緋とを著、金・寶石・眞珠にて身を飾り、手には憎むべきものと己が淫行の汚とにて滿ちたる金の酒杯を持ち、額には記されたる名あり。曰く『奧義大なるバビロン、地の淫婦らと憎むべき者との母』
・・口で平等博愛を吹聴し、隠れて人類を互いに争わせ、そこから利を得る横暴を事としている。
我この女を見るに、聖徒の血とイエスの證人の血とに醉ひたり。我これを見て大に怪しみたれば、御使われに言ふ『なにゆゑ怪しむか、我この女と之を乘せたる七つの頭、十の角ある獸との奧義を汝に告げん。
・・その女が【キリストの母】とされる女の姿をしている、つまり慈母の姿をしているから。
なんぢの見し獸は前に有りしも今あらず、後に底なき所より上りて滅亡に往かん、地に住む者にて世の創より其の名を生命の書に記されざる者は、獸の前にありて今あらず、後に來るを見て怪しまん。
・・独裁と欺瞞、収奪の形態が古代のバビロンに似ている政治形態。
智慧の心は茲にあり。七つの頭は女の坐する七つの山なり、また七人の王なり。五人は既に倒れて一人は今あり、他の一人は未だ來らず、來らば暫時のほど止るべきなり。前にありて今あらぬ獸は第八なり、前の七人より出でたる者にして滅亡に往くなり。
・・ヨハネが生きていた当時、アッシリア、バビロニア、新バビロニア、ペルシャ、ギリシャは倒れ、ローマの時代だった。他の一人とは多分欧州、八番目とはコミュニズム政権。
汝の見し十の角は十人の王にして未だ國を受けざれども、一時のあひだ獸と共に王のごとき權威を受くべし。彼らは心を一つにして己が能力と權威とを獸にあたふ。彼らは羔羊と戰はん。
・・十は聖書では地上の事柄での完全数、【全て】。地上の全ての政治家、組織。それらは子羊、即ち地上の真の支配者の存在、臨在に無関心、或は無視。
而して羔羊かれらに勝ち給ふべし、彼は主の主、王の王なればなり。これと偕なる召されたるもの、選ばれたるもの、忠實なる者も勝を得べし』御使また我に言ふ『なんぢの見し水、すなわち淫婦の坐する處は、もろもろの民・群衆・國・國語なり。なんぢの見し十の角と獸とは、かの淫婦を憎み、之をして荒涼ばしめ、裸ならしめ、且その肉を喰ひ、火をもて之を燒き盡さん。神は彼らに御旨を行ふことと、心を一つにすることと、神の御言の成就するまで國を獸に與ふることとを思はしめ給ひたればなり。なんぢの見し女は地の王たちを宰どる大なる都なり』
この後また他の一人の御使の大なる權威を有ちて天より降るを見しに、地はその榮光によりて照されたり。
18章
もろもろの國人はその淫行の憤恚の葡萄酒を飮み、地の王たちは彼と淫をおこなひ、地の商人らは彼の奢の勢力によりて富みたればなり』
また天より他の聲あるを聞けり。曰く『わが民よ、かれの罪に干らず、彼の苦難を共に受けざらんため、その中を出でよ。
かれの罪は積りて天にいたり、神その不義を憶え給ひたればなり。
彼が爲しし如く彼に爲し、その行爲に應じ倍して之を報い、かれが酌み與へし酒杯に倍して之に酌み與へよ。
かれが自ら尊びみづから奢りしと同じほどの苦難と悲歎とを之に與へよ。彼は心のうちに「われは女王の位に坐する者にして寡婦にあらず、決して悲歎を見ざるべし」と言ふ。
この故に、さまざまの苦難、一日のうちに彼の身にきたらん、即ち死と悲歎と饑饉となり。彼また火にて燒き盡されん、彼を審きたまふ主なる神は強ければなり。
彼と淫をおこなひ、彼とともに奢りたる地の王たちは、其の燒かるる煙を見て泣きかつ歎き、
その苦難を懼れ、遙に立ちて「禍害なるかな、禍害なるかな、大なる都、堅固なる都バビロンよ、汝の審判は時の間に來れり」と言はん。
地の商人かれが爲に泣き悲しまん。今より後その商品を買ふ者なければなり。
その商品は金・銀・寶石・眞珠・細布・紫色・絹・緋色および各樣の香木、また象牙のさまざまの器、價貴き木、眞鍮・鐵・蝋石などの各樣の器、
また肉桂・香料・香・香油・乳香・葡萄酒・オリブ油・麥粉・麥・牛・羊・馬・車・奴隷および人の靈魂なり。
なんぢの靈魂の嗜みたる果物は汝を去り、すべての美味、華美なる物は亡びて汝を離れん、今より後これを見ること無かるべし。
これらの物を商ひ、バビロンに由りて富を得たる商人らは、其の苦難を懼れて遙に立ち、泣き悲しみて言はん、
「禍害なるかな、禍害なるかな、細布と紫色と緋とを著、金・寶石・眞珠をもて身を飾りたる大なる都、
斯ばかり大なる富の時の間に荒涼ばんとは」而して凡ての船長、すべて海をわたる人々、舟子および海によりて生活を爲すもの遙かに立ち、
バビロンの燒かるる煙を見て叫び「いづれの都か、この大なる都に比ぶべき」と言はん。
彼等また塵をおのが首に被りて泣き悲しみ叫びて「禍害なるかな、禍害なるかな、此の大なる都、その奢によりて海に船を有てる人々の富を得たる都、かく時の間に荒涼ばんとは」と言はん。