19世紀ギター、クラシックギター、アコースティックギターのどれも弾いて見たことがあるが19世紀ギターとクラシックギターはナイロン弦、アコースティックはスチール弦だ。それで、19世紀とクラシックが近縁関係にありそうだが、どうもそうではないんじゃなかろうかと思う。
19世紀とアコスティックはピン・ブリッジでサドルが低い、19世紀などはサドルが無いに等しい。でも音が出る。無論アコースティックも音が出る。一方クラシックはサドルを酷く低くするとボン鳴り、ドン鳴りになる。クラシックの場合、弦のサドルへの入射角やサドル高さが表甲に及ぼす力積で音を出すようだが19世紀やアコースティックのブリッジやサドルを見るとどうも発音メカニズムがクラシックと違うのではないか?と言う気がする。いや、同じであってそもそも弦固定位置が19世紀、アコースティックはクラシックより低い、ということなのかもしれない。
何故こういうことをいちいち考えるかと言うと、私の場合、どのクラシックギターも弦高が高い、高くて弾きにくいからサドルを削る、すると音が悪くなる。一方アコースティックは12Fで2.2mm~2.7mm辺りが標準である。羨ましい!ナイロン弦ギター製作家は19世紀ギターと言うお手本があるのに何故、ピンブリッジにしないのだろうか?