造船設計と言う作業は上流から、基本設計、性能設計、生産設計と大別される。
基本設計とは【この船はこのような用途の為にこのような構造でこのように艤装し、こうのような性能を確保する】と文章で言う。
性能設計とはその文章に沿って【必要な備品部品を調達し図面の上で船を完成させる】
生産設計とは【どのような手順で作って組み立ててゆくか】を図面に描く。
私は性能設計をやっていたが最も緊張を強いられる事態が二つある。
1.図面の上で船を完成させなければならない、と言う事は【不明箇所、不確かな箇所を放置できない、とにもかくにも何らかの答えを出して置かなければ】後工程の生産設計からたちまち突き上げを喰らう。
2.設計中、注文主や法令規則関係から色々コメントが着く。それを燻らせたままに放置すると【思いもよらに時に】、例えば完成出航のその日に発火して燃え上がる。
これの処理には経験が要る。【これは火急的速やかに躊躇逡巡なく感情を殺して機械的に全力を以て踏み消さなければ危ない!】とピンと来るものとして上記問題が上がって来る。
今の日本を見て居て【火急的速やかに鬼の意志を持って踏み消さなければならない燻り】があるのではないか?と思う事が2件ある。
1.往々にして聞き分けのよい物分かりのいい優しいオヤジ、鬼の決断を出来ないオヤジの処からドラ息子が出て来て家庭が崩壊する。国家についても同じ。
2.自衛隊、自衛官をオモチャにしていないか?いけいけドンドンで威勢のいいことばかり言って最後のしわ寄せを末端の下級将校、下士官、兵に押し付けるような【問題先送り】をしていないか?外国はこれを軍と見て居る。そしたら仮に戦闘中に被弾死亡したら戦死である。しかし国内では国家公務員である。事故死にされるのか?軍ではないから軍法はないと思う。そしたら部下が上官の命令に従わなくても懲罰され得ないのではないか?
設計現場に於いて最も腹立たしい思いをしたのが日本人の悪癖【問題先送り】である。その心底には臆病と怠慢がある。さらに、事が起こったら当事者をつるし上げる、卑怯である。『部長、こういう問題が起こらぬように仕事の仕方や組織の在り方を検討するのがあなたがた高級管理職の職務じゃないですか、後から精神訓話をしたって屁のツッパリにもなりませんよ!』と言って会議が白けた。
私は短慮に過ぎるのかもしれない、が、今の政府の『もしかしてパフォーマンスじゃないか?』と疑いたくなるような、言葉は勇ましいが行動はヘタレ(に見える)在り様、言葉巧みに言い寄られたり人質を取られたり財界とやらに恫喝されたら又しても通貨スワップに応じるのではないかとの猜疑と心もとなさ、いついつまでも森友学園とか何とかで騒がせて置く怠慢、ガクシャ、チシキジン、ユーシキシャ、メディア、等ウイルスを放置している怠慢・・ウイスルは感染するのだ・・。
かくしてこの5年余り毎日毎日、刻一刻、政治がどうなっていくか見て来た。疲れた、一体いつになったら国内大清掃ナメクジゴキブリムカデマムシの駆除が始まるのだろうか?一体いつになったら国防【軍】にするのだろうか?
有体に言えば野党その他現政権に異を唱える者は現政権の【法整備】によって退路を断たれ【死】ななければらないことを薄々解っている。だからこれがダメなら次はアレと言う具合に政権のあら捜しめいたことを延々とやるだろう。一体何時まで付き合うのか?
さっきもまた非通知が掛かって来た、近所の共産党員であることはほぼ間違いない、追い詰められてはいるのだ。何かを買え、と言う電話は大体定期的にかかって来てかなり長い間コールする。が、この非通知は不定期でコール時間が長かったり短かかったり瞬間であったりで明らかに商売電話と違うのだ。・・・あいつだろうな!と分かっている。