つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

一つ葉

2010-08-19 | 植物

 夫の実家の一つ葉です。岐阜市の金華山にたくさん自生していますが、それは、天然記念物とされ、現在は採取は禁止されています。義姉は、20年前に、彼女のお姉さんから貰ったのだそうです。下左の写真は、たくましく庭石の隙間に育つ一つ葉。下右は、斑入りの一つ葉。

 わが国の本州、関東地方以西から四国、九州それに東アジアにも広く分布しています。暖地の海岸や近くの林床に群生します。長い地下茎を伸ばし、ところどころに厚い葉をつけます。葉には裏面に胞子嚢をつける胞子葉と、それがないふつうの葉とがあります。ウラボシ科。
 
岩の隙間の一つ葉                         斑入り一つ葉

2020.3.13 追記

10年前のこの記事に今もアクセス下さる人が多いので、追記します。

 ヒトツバには中学時代の思い出があります。岐阜大付属中1年の夏休み、担任の牧野先生は私達生徒全員を金華山の植物採集に連れて行って下さいました。昭和30年頃ですから、まだ岐阜城は再建されていませんでした。頂上には岐阜城址と書かれた棒杭だけがありました。この時はまだヒトツバは採集禁止ではなかったので、ドウランに入れて他の植物とともに持帰り、帰宅すると教えられたように新聞紙に挟んで乾燥させ、標本を作りました。今も海藻標本と共に保存しています。先生はすでに鬼籍に入られています。海藻標本は知多半島の内海へ付属中学校の行事で宿泊した時作りました。今も夏休みは内海に行っているのでしょうか。「海の学校」と言っていました。

 

コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする