朝倉 摂先生

　G女子大学オープンカレッジ・「日本の美と技を求めて」舞台美術家・朝倉摂先生の講演会に出かけました。お父上は彫刻家の朝倉文夫氏、妹の朝倉響子さんも彫刻家です。東京・谷中のご自宅にある朝倉彫塑館を、東京にいるとき訪ねたことがあります。彫塑館の中央に中庭があり、植物がぎっしり植えられユニークです。
　まず、先生のこれまで手がけられた数多くの舞台作品をパワーポイントで説明。次に舞台芸術家で同大のM教授との対談で、その人となりを知ることが出来ました。(写真)
　80歳を越えてもパワフルで、つい先ごろまで毎年NYに出かけておられたそうです。驚いたのは、今でも毎日植物などのスケッチをされていることです。絶えず向上心を持たれているのです。専門は美術で、過去に上村松園賞も受けられておられるのに・・・その他今年の文化功労賞など9つの賞を受けられています。
　先生が影響を受けられることが多いのはペットで、今は猫を飼っておられ、以前の大型犬もそうですが、名前はすべてシェークスピアの作品からつけられているとか・・・
　今飼っておられる猫の名は、リアとコーデリアだそうです。