昨日は予報通り寒い日でしたが、好天に恵まれました。毎月の短歌会もたんだん高齢化して、Hさんは体調不良でようやく教室までたどり着くという具合で、来月からはラインで短歌は投稿できても、欠席の予定。春先また元気になられ、顔を出してくださるよう祈っています。
昨日は、月見草34号の訂正事項から。毎年どこかに不備が出るのは残念ですが、奥の深い短歌の世界です。
歌の添削に入る前、NHK朝ドラ「舞いあがれ!」にこのところ珍しく短歌の話題が満載で、これに取り上げられた万葉集の歌にふれました。この教室では10年以上前に取り上げたその歌がテレビ画面に出ました。皆さんに記憶されているか聞いたら、「ちょっと」という返事でしたので又取り上げました。
主人公の舞の幼友達の貴司は、短歌を作る日々。近く短歌集を出すかもしれないということになっています。彼の作ったこの歌が万葉集のある歌の本歌どりという設定です。
君が行く新たな道を照らすよう千億の星に頼んでおいた 貴司
これは万葉集の狭野茅上娘子(さののちがみのおとめ)(奈良時代の下級女官)のこの歌の本歌どりとなっています。
君が行く道の長手を繰り畳ね焼き滅ぼさむ天の火もがも (巻15 3724)
今月の一首
見渡せば南天の実すでになくピラカンサのみ庭に残れり Tさん
庭に野鳥が来て、木の実を啄む時期ですが、啄む順がどうやら決まっているようです。美味しい順に食べるようです。最も早くなくなるハナミズキは、余ほど美味しいのかと、食べてみた方もおられました。歌から言えることは、どうやらピラカンサは不味いようです。
写真は頂き物の豆大福
脚本家には、感心しますね。
飛行機操縦の専門用語や、万葉集も出て
原作者にも感心してしまいました。
我家にもピラカンサは食べに来ません。
やはりまずいのですね。
素敵だなあ~と若かりし頃に少し思いを寄せてみました。
ピラカンサはおっしゃいますようにまずいので小鳥は食べないと聞いております。