昨日は、県図書館の飛山濃水の文学展、隣り合う県美術館で前田青邨展を見てきました。友人と約束していたのですが、友人がスマホを落としてしまい別行動となりました。でも美術館側が保管してくれていたようです。
図書館での岐阜の文学者についての展示はあまり見る人がなかったのですが、興味深いものでした。県の人すら忘れがちの森田草平も紹介。東大文学部時代、平塚らいてうと心中事件を起こし、そのことを師の夏目漱石に書くようすすめられ「煤煙」を書きました。それで知られるようになったのですが。市内の草平記念館には、漱石の手紙も展示されています。坪内逍遥も岐阜の人です。
60年くらい前、封切された、「キューポラのある町」の原作者の早船ちよさんも岐阜出身です。
県美術館の前田青邨展はとてもよかったです。見たことがある作品ばかりですが、一堂に展示されますと改めて画家の偉大さが分かります。重要文化財で知られている「洞窟の頼朝」は、30年前、東京にいた時、大倉集古館で見ました。晩年の梅の作品も堪能しました。中津川市のご出身ですので、中津川の女学校にも作品を寄贈されています。
現代の人には忘れ去られていますが、早大に演劇
資料館があり、そこには展示があるようです。
中津川は飛び地であることを知っておられたのですね。
青邨は岐阜と他のところの展示が多くて散逸して
いたみたいです。
中には早大の会津八一記念館にもあります。
島崎藤村は中山道を歩いた時に馬籠が岐阜県であることを知り、昔の藩時代のとは違うことがわかりました。
前田青邨は久しくお目にかかれていません。
良かったですね。
馬籠村生まれなのですが、当時は長野県でした。
ところが中津川市に先ごろ合併して岐阜県となりました。
飛び地の岐阜県です。
これは明治生まれ中心の企画ですので若い朝井リョウは
含まれていないのです。
信州木曾の出身だと思い込んでいました。
このポスターの作家の中で岐阜出身と知っていたのは
小島信夫、豊田穣くらいです。
最近ですと奥田英郎、朝井リョウもそうですが、
純文学という感じではないですね。