新聞漫画以外見たことがないので、一度日本の本格的なアニメも読みたくなり、友人に大和和紀作「源氏物語」を借りました。1993年初版本です。平均300ベージで7巻。ずっしりと重いです。副題は、「あさきゆめみし」。
作者は原作を読みこみ、どの場面にポイントを置かれたか意識されたはずです。アニメで表現するとどこまでドラマティクになるかということ、例えば六条の御息所との車争いの場面がそうです。何よりの平安時代の建物とか貴族の衣装の描写が美しく、女性ならではの世界です。作者名だけでは男性のように見えますが、女性。早くから新人賞を取られていたベテランです。源氏をよほど読みこまないとここまで描けません。描写が美しいので外国人も賞賛するでしょう。日本のアニメもここまで凄いとは驚きました。790首とまではいきませんが、ところどころに和歌もちり散りばめられています。途中から予想していたように宇治十帖は割愛されていました。
作者のコメントもなるほどと思いました。昭和天皇の崩御の時の宮内庁の様子がアニメにとても参考になったらしいです。皇室は一部平安時代をそのまま踏襲している部分もあるので。皇族の婚姻も参考になったそうです。ごまかしのないデッサンには恐るべしです。
ところで昨日は、米大リーグ、ワールドシリーズで、ヤンキース(ア・リーグ)を破り、ロスアンゼルスドジャース(ナ・リーグ) が逆転して優勝。その中に大谷翔平選手と山本由伸選手がいたことは日本人として祝福すべきことでした。念願の世界一になりました。


さすが。
私は円地文子さんのものを読みました。
貴女はいろいろ読まれて素晴らしいです。
こちらこそありがとうございます。
訳の方は、田辺聖子さんがすんなりでした。
故人の与謝野晶子・瀬戸内寂聴は、表現の難しさに手こずりました。
何れも、古典を知り愉しめること間違いありません。
有難うございます。