10月号も早くから歌誌「あけび」お送り頂いていたのに、いつの間にか12月。11月号も、12月号も月はじめに届いています。10月の記事では、吉野宮滝のことを書こうとし、11月ではやはりシリーズの「私の万葉集」を取り上げる予定でした。でも12月は、何といっても美智子皇后の歌の修行をされている頃の話ですから、これを書きたく思います。この内容は50年も前にある雑誌で読み知っていたのですが、さらに詳しく述べられています。皇后陛下が努力の人であることがよく分かります。
写真の倍率を最も高くしたのはいいのですが、スキャナしにくくて一行消えました。消えているところは、「一日一首百首の行」と言って、一日一首暗記してくる宿題を完璧にこなされたということが書いてあります。皇后陛下の短歌の師は、五島美代子先生。すでにその授業風景は発表され、読んでいますが、改めて感心してしまいました。
10月号
11月号
12月号
知人の家の山茶花
どれも心惹かれる内容なのですが、
12月号の美智子妃殿下の記事で、
3つの事の約束の内、『心もうたをつくるのに虚飾は不要で、ありのままの自分を神にさらすような気持ちで詠む』という処が印象深く感じられました。
私などは、虚飾にみちた生活をしているからなのでしょうか、
習い事などはいっこうに上達いたしません。
【山茶花の写真に思う事。】
万葉集には7世紀中頃から8世紀中頃までに詠まれた歌が編纂されていますが、
ツバキを詠んだものはあっても、山茶花(サザンカ)を詠んだものが見当たりません。
これほど目立つ植物なのにちょっと不思議に思い、調べましたら、
サザンカは四国、九州の南部から、西南諸島、台湾、そして東南アジアに分布する植物で、
日本は生育地の北限にあたるようです。
万葉集の時代、国の中心地であった大和盆地にサザンカは自生していなかったのですね。
こんなに書いていただき感激です。
私の独りよがりで記事の選択をしていますが、
読んでいただきうれしいです。
社会に出れば誰でも虚飾にみちたものでないと
世渡りできません。自殺してしまう電通の美女も
あるのですから。彼女は虚飾も知らず純粋だった
のてしょう。
甥などはエリートを歩いていたのにさっさと転職し
青春を謳歌しています。
転職か虚飾ですね。
山茶花は、茶山花と間違えられたという説や
椿であったという説や、いろいろあり、まず文字が
違うので、さざんくわと書くべきという説もあります。
渡来したものらしいですね。