歌誌を交換している池田町の小川恵子さんから、このほど年刊「池田歌人」41号が届きました。彼女は4月に開催された第27回日本歌人クラブ東海ブロック岐阜大会の実行委員長でした。選者もされているので、選者としての作品も紹介します。
花束にしても寂しきコスモスを天に放ればこの日の花火
岐阜県歌人クラブ紙の県内市町短歌スケッチには、池田町の城跡についてのエッセイも書かれています。岐阜県池田町にも城跡がたくさんあり、その中の太郎ケ城跡の敷地にお住まいです。太郎ケ城の他に、片山城、池田城、小寺城、などの城跡があります。池田町には壬申の乱の遺跡もあります
誌上の作品より
火の玉の一期の初日呑みほしし硝子は半ば形うしなふ
葉の影にはぢらひて咲くうしろ影みどりひそけき藪蘭の花
麦畑の杭一本がさみどりに抗いながら沈みゆきたり
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