月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

人権同和教育部研修会のはなし

2010年02月12日 21時58分50秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今日は中学校の人権同和教育部の研修会でした。
今年度最後の研修会はマザー・テレサさんと井深八重さんの取り組みについてのお話でした。

マザー・テレサさんのことは知っていましたが、井深八重さんのことは今日初めて知りました。
井深八重さんは、その生涯をハンセン病患者の看護と救済に捧げ、国際赤十字から看護師の最高栄誉・ナイチンゲール賞に選ばれた方です。

お二人とも、ひたすら人に尽くすことに人生を捧げられました。
痛む身体を擦り、温かいスープを飲ませ、傷口を手当し、そして寄り添い・・・まさに身を粉にして人々のお世話をされました。
輝くような笑顔で・・・。
どれだけの人々が、よろこびと、やすらぎと、勇気と、あたたかさをいただかれたのでしょう。
それなのに、
マザー・テレサさんは、「私たちが貧しい人たちに与えているのではありません。貧しい人たちが私たちに与えてくれるのです。」と言い、
井深八重さんは、「患者さんの臨終に、本当にいろんな人生の生き方があるものだと…。口では言えない教訓を与えられ、素晴らしいものだと思いました。」と言っておられます。

どんないのちも輝いているということをいただかれたのですね。

すごいなあと思います。
自分のことばかりのわたしが恥ずかしくなりました。
わたしには何ができるのか・・・考えさせられました。

こうして今年度の人権同和教育部の全5回の研修会が終了しました。
さまざまな角度からワークショップ形式で人権の学習をさせていただく中で、保護者の方々と率直な意見を出し合い、気づかなくて見過ごしていることがいかに多いかを知らされました。
やっぱり、学習するって大事なことなんですね。
機会をみつけてはこういったご縁を喜ばせていただきたいものです。




春夏秋冬

2010年02月12日 21時15分22秒 | 仏々相念(住職日記)
又、寒くなりそう・・・

2,3日とても暖かかったですね。
愛用のパーカーも必要ないほどでした。
Tシャツで過ごせる日が待ち遠しい・・・

恩師のページを読んでいると、徒然草の一節を紹介されていました。
  春の中に夏があり
  夏の中に秋があり
  秋の中に冬があり
  冬の中に春がある
  枯葉が落ちるのは、中から新しい芽が芽吹こうとしているから。

もの凄く、ホッとしながら読ませて頂いていました。
この苦しみのなかに優しさに出会えるようです・・・

大丈夫、大丈夫と・・・

先生、お元気でしょうか・・・?
身体を大切にされて下さい。