月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

平成22年2月22日のはなし

2010年02月22日 21時15分19秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今朝、新聞を読んでいたご院さんが
「今日は平成22年2月22日で、2ばっかりつく日だね」
って教えてくれました。

ああ、そうかあ、ちっとも気づかなかったー

そういえば、平成11年11月11日には
子どもたちに葉書を書いてポストに投函したなあ。
11.11.11の消印を見てまだ小さかったこどもたちがよろこんだなあ。

なんてことも思いだして、今日も子どもたちに葉書を出しました。

久しぶりに絵手紙の道具・・・顔彩や筆を取り出して、
うーん、何を描こうかなあ・・・と辺りをみまわして、
古文好きの女子高生の娘には、古語辞典を
バスケを頑張っている息子には、バスケットボールを
それぞれ描きました。
葉書いっぱいの絵に、ひとことだけメッセージをいれて・・・
郵便局に持って行くと、職員さんが
「いま消印押しておきますね」って
しっかり22.2.22のスタンプを押してくださいました。

この日、この瞬間を、それぞれに頑張っている子どもたちが
いつかこの葉書を見て、
ああ、この瞬間(とき)が確かにあったんだって
そう思ってくれたらいいなあと、母は思うのでありました。

明日は、届くかしら・・・。

納骨法要

2010年02月22日 20時09分00秒 | 仏々相念(住職日記)
お骨壺を愛おしく・・・

1年忌法要をご縁にお納骨をされた。
新たに墓地を構えるということもあるのですが、
1年間、大切な人の御遺骨を前に涙、涙でした。

やっと、愛する人のいない空間に慣れてきたのに・・・
遺骨には執着しなくていい、とは言われるものの・・・
やっぱり、泣いてしまうのでしょう。
それでいいじゃないですか!

納骨の後からずっと泣いているのですよ・・・って娘さまからのメール。
あ~っ、辛いなぁ~
又、お骨壺の小さくも大きな空間がポッカリ空き、
その空間を埋める為にどれだけの涙を流されるのだろう・・・

「大丈夫だよ」っておはたらきの真っただ中、
自分の腕で自分の体を抱きしめ泣くそのまんまを・・・

だから時には見上げてみようよ、
仏さまが微笑んで下さっていますよ。