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月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

忍之一字

2010年04月21日 22時02分38秒 | 仏々相念(住職日記)
ワルイ・・・

グウタラの私は坊守無しでは生きていけません!
あ~、コーヒー飲みたいな~・・・
そう思うとじっと待つのです、口笛の音。
来た来た、坊守が・・・
「ワルイ、コーヒー淹れてくれる?」
「は~い」

いつも、何をしてもこんな感じ、
「ワルイ」という言葉は飾り文句で自分勝手な私です。
坊守にはすることもあるのに、座って使っている偉そうな私。
申し訳ない・・・

でも、自分が淹れるコーヒーと坊守が淹れてくれるコーヒー、なんか違うんだよな~・・・

お風呂で使う身体を洗うボディタオル、
端から順に破れていきロングサイズがハンドタオルサイズに・・・
いつ言ってくれるのだろう・・・
「新しいの買ってきたよ!!!」って笑顔と共に差し出されることを待っていました・・・
なかなか言ってくれないのでハンドタオルサイズでは洗えない現実に痺れを切らし、
今日、申告・・・
「お風呂のタオルがハンドタオルサイズになっとるんだけど・・・」
「あ~っ、ゴメンゴメン。今日買って来るけんね!」
言わずとも出てくることを望んでいた私、そのことを聞いた坊守の相棒である娘が一喝、
「もう!お母さんは忙しいんだから思い付いたことはパッパと言う!」

辛い・・・

でも本当に勝手ばかりの私に、坊守はしんどいことばかりで耐えて下さっているのですね・・・

疲れきって眠っている顔を見ては、常に申し訳なく思っているのですが、
明日になればまた言ってしまう・・・
「ワルイ・・・」                         


京たけのこのはなし

2010年04月21日 21時22分34秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
長岡京市に住む従妹のMちゃんが京たけのこを送ってくれました。
長岡京はたけのこの名産地なのだそうです。
なんでも、マンホールの蓋にもたけのこをモチーフにした模様があるとか。

こちらのたけのこもちょうど美味しくいただいて済んだところだったので、なかなかいいタイミングの贈り物、
しかも、ちゃんと茹でてあるのをクール宅急便でそのまま送って下さいました。

はるか京都の大地に育ったたけのこは、地中の養分をグングン吸い上げてまるまるしていました。
まさに自然のめぐみがたっぷり詰まっているという感じです。
旬のものは旬の香りがします。
土の香り、京都を吹く風の香り、おひさまの香り・・・

宇和島に居ながら京都の香りを味わうことができました。
Mちゃん、ありがとう。

でも、このたけのこも掘られなかったら今頃もっともっとぐんぐん伸びて、天を目指していたでしょう。
ごめんよ。
あなたのいのちをいただいて、わたしがぐうんとお育てをいただきます。
たけのこさん、ありがとう。