パワフルな・・・
今日の愛媛新聞「てかがみ」に15歳の女の子が投稿していました。
『パワフルなお年寄り』っていう題。
振替休日だったのでしょうか、
平日に乗った路面電車での出来事を書いておられます。
沢山のお年寄りが乗っていて満席状態。
そこに中学生が乗ってきたもんだから一気に視線を感じたという。
それならこちらもってことでお年寄りを観察、
すると「次は日赤前」っというアナウンスで大勢のお年寄りが準備をしだした。
そして停まるや否やハツラツと降りていった。
そのハツラツさに感銘を受けたという・・・
面白いな~って読ませていただいたことです。
お笑いのネタや法話にもチラホラですがよくある話です。
病院の待合室、
「〇〇さん、今日見えてないようじゃがどこか悪いのじゃろうか・・・」
普通、病院っていうところはどこか不具合があるから行くように思いますが、
毎日、出席でも取る勢いで行かれる方もおられます。
それはそれで元気になった姿を先生に診て貰おう思うて行かれるのでしょうからいいのでしょうけど・・・
この素晴らしい日本の保険制度が長く続くようにしたいものです。
他所では、この保険制度の問題で国が止まるという事態にもなっています。
大切にしたいですね。
午前中、玄関のチャイムが鳴ります。
出てみると御門徒のオジサン。
病院の帰りに寄ってくれたとのこと。
ご縁の打ち合わせを済まし暫く世間話。
鞄から取り出す大量の薬。
「お~、オジサン。ようけもろうたね。それだけでお腹いっぱいになりそうやね。」
「そうよ、そうよ」
このオジサンも大きな病を抱えつつも元気でガンバっておられます。
「ご院さん、ダジャレでも言いながら生きていかんとしんどいで~」って笑われます。
「そうやね~」
暫く話した後、
「オジサン、帰るんやったら駅まで送ってあげよう」
「いやいやご院さん、忙しいんやろ~」
「忙しいね~!!!って冗談、時間あるけん行ってあげようね」
車で話すに本音が出ます、
「子どもに迷惑かけんようにせんといけんけんな~」
これだけしてやったんだからしてもらうのは当然。
なんて思っている親もいます。
そんな親にだけはなりたくありませんが・・・
それぞれにそれぞれ・・・一生懸命。
せめて足を引っ張らないようにしないと・・・
そう思えば病院に行く足取りもハツラツとなるのでしょうか。
「よっしゃ~」って大きく背伸びをしてみました。
曲がった腰に痛みが響きますが
足のつま先まで血が流れるような感じがします。
人生の先輩に力をいただきハツラツと
「月のひびき」秋冬号の制作に掛かります。