月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

港之光景

2013年10月07日 19時47分31秒 | 仏々相念(住職日記)

様々な縁に・・・

 

幼かった少女はもう大人の女性になっておられます。

お爺さんのご縁でしたが久しぶりにお参りしてくれたのです。

中学の頃から会うこともなくなり見忘れていました。

「Kちゃん・・・?」

「はい、そうです。お久しぶりです。」

 

お爺ちゃんに大切に可愛がっていただいていました。

その顔に、声に出会うひと時になるのでしょうか。

そのお爺ちゃんのご縁と聞くと参らずにはおれなかったのかもしれません。

「・・・死してもなお孫を育てる」のですね。

 

ご縁ってありがたです、本当に・・・

 

坊守の布教先での話を聞かせていただきました。

心優しいご住職はフェリーが見えなくなるまで見送って下さったとか・・・

そのような姿、嫌いじゃありません。

なんかウルウルしてしまいます。

 

ご縁をいただいて出会う優しさ・・・

知らぬコイツは身構えてばかり・・・

 

船の別れは辛いものです。

飛行機でも車でも「じゃあね・・・」っていえばすぐに見えなくなってしまいますが、

船だけはなかなか・・・

それがまた切なくもあり・・・

間違いなくそこにいることが分かるから、

泳いで行けばまた会えそうな気さえもする。

そんな切ない思いも何度か・・・

 

そんな縁に触れつつ今がある。

泳いででも会いたいとまで思った頃もあるのに

今ではそこにいるのが当然のごとくに接している。

儘ならん現実なのに港の別れを忘れている浅はかさ・・・

 

大切なことすらも失いかけているコイツがいます。

 

ある布教使さんがおっしゃっていました、

「親鸞様の生き方は船に乗ったら船尾で岸を眺め心配して下さる姿なのでしょう・・・」

 

心配かけっぱなしで申し訳ない・・・


屋代島廻りのはなし

2013年10月07日 17時40分49秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


助手席の窓に

遠くの島影を追いながら

のんびり走る海岸線



風が吹いて揺れるさざ波

波を待つ小さな砂浜


海岸線のガードレールは

オレンジライン



海を臨む町並み

漁を待つ漁船


穏やかに浮かぶこの島の

海岸線は約70キロ

瀬戸内海の島々の中でも

3番目に大きな島なのだそうです


4日間お世話になりましたが

お天気の加減で

さまざまな海の表情を見ることができました


また訪れたい場所、周防大島町ルポでした