様々な縁に・・・
幼かった少女はもう大人の女性になっておられます。
お爺さんのご縁でしたが久しぶりにお参りしてくれたのです。
中学の頃から会うこともなくなり見忘れていました。
「Kちゃん・・・?」
「はい、そうです。お久しぶりです。」
お爺ちゃんに大切に可愛がっていただいていました。
その顔に、声に出会うひと時になるのでしょうか。
そのお爺ちゃんのご縁と聞くと参らずにはおれなかったのかもしれません。
「・・・死してもなお孫を育てる」のですね。
ご縁ってありがたです、本当に・・・
坊守の布教先での話を聞かせていただきました。
心優しいご住職はフェリーが見えなくなるまで見送って下さったとか・・・
そのような姿、嫌いじゃありません。
なんかウルウルしてしまいます。
ご縁をいただいて出会う優しさ・・・
知らぬコイツは身構えてばかり・・・
船の別れは辛いものです。
飛行機でも車でも「じゃあね・・・」っていえばすぐに見えなくなってしまいますが、
船だけはなかなか・・・
それがまた切なくもあり・・・
間違いなくそこにいることが分かるから、
泳いで行けばまた会えそうな気さえもする。
そんな切ない思いも何度か・・・
そんな縁に触れつつ今がある。
泳いででも会いたいとまで思った頃もあるのに
今ではそこにいるのが当然のごとくに接している。
儘ならん現実なのに港の別れを忘れている浅はかさ・・・
大切なことすらも失いかけているコイツがいます。
ある布教使さんがおっしゃっていました、
「親鸞様の生き方は船に乗ったら船尾で岸を眺め心配して下さる姿なのでしょう・・・」
心配かけっぱなしで申し訳ない・・・