月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

月末反省

2013年10月31日 19時35分08秒 | 仏々相念(住職日記)

今月も・・・

 

「ご院さん、痩せられましたか・・・」

案じて下さり言葉を掛けて下さいます。

「去年、痩せたんですけどここ数か月リバウンド気味で・・・」

「それでいいんです、やつれて見えるので心配しました」

 

痛いところがあるとしんどいものです。

疼くところがあると休めません。

皆さんにはそんなところがありますか・・・

ない方がいいですよね。

 

ご門徒がおっしゃるのです、

「巻爪が痛いんです。布団が当たっても痛くて・・・」

「そりゃ~大変ですね。ぐっすり眠れないでしょう・・・」

「麻酔(お酒)を飲んで寝ています。」

「なるほど・・・」

 

コイツも巻爪です。

このご門徒ほど酷くないにしても足の親指の肉をゴッポリ挟み込んでいます。

「ようもま~こんなに」って変形した爪を切りながらブツブツ独り言。

時々痛むこともありますが大したことはありません。

 

その「痛み」みたいなところを最近法話で話すもんですから

聴いていてくださるご門徒は案じて下さるのでしょう、

「ご院さん、やつれとるように見えますよ・・・」

確かに痛みを逃がすために所々力を抜いています。

でないと痛みと付き合えませんから・・・

大きな顔の力を抜いてるんでしょうかね、

その抜き加減が覇気のない姿になっているのでしょう・・・

最近よく言われるのです。

 

必然的に声にも覇気がなくなるのでしょうか・・・

ご門徒の前ではそれなりに気合い入れていますから声も出ているかと思うのですが、

家では出ていないのでしょうね、

坊守に話しかけても、

「は~、何ですか。ハキハキ言って下さい!」って叱られます。

「イヤホンで大音量の浜省聴きすぎよ!耳が聞こえ難くなっとるんよ!」

「否、そんなことはない。ご院さんの声がボソボソ言い過ぎ!」

疲れて会話もなくなります。

 

見知らぬお母さんが何に腹を立てているのか知りませんが怒鳴っています。

どうも携帯電話の相手に言っているようでしたが・・・

聞き苦しいです。

傍には子どももおりそんな言葉・声を近くで聞いています。

子どもの目と耳を塞ぎに行きたい気持ちでした。

こんな時は大きな声になりますね。

コイツもそうです、こんな時は聞き苦しい言葉がポンポン出るのですから・・・

恐ろしいことです、ホンマのコイツ。

 

今月もだらしない時が流れました。

ウダウダグダグダの毎日。

 

これでいいのか・・・

月末の反省。