月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

厳護法城

2013年10月28日 19時38分31秒 | 仏々相念(住職日記)

あ~、よかったな~・・・

 

宇和島組の門信徒会運動協議会が徳正寺で行われました。

これまではホテルを会場として行われていましたが、

経費削減が叫ばれる中、ウチでのご縁を提案させていただいたことです。

勿論、ホテルでの会でも絵像のお飾りはされていたもののやっぱり寂しくて・・・

エアコンも利いた部屋で快適に過ごすのもいいのですが

仏さまの薫りがする空間で座りたいな~、どうせなら・・・

 

いつもいつも静かな空間が賑やかにひと時が流れます。

嬉しかったです、コイツ・・・

 

協議会ですのでってことで

お参りになられた方が2グループに分かれて話し合い。

法要儀式に思うこと・・・

出会った感想・・・

などなど。

 

ご門徒の話を聞かせていただけるいい機会です。

参考にさせていただこうと最初は黙って聞かせていただきました。

僧侶の態度、

お経を勤めればそれでいいとばかり終わったら何も話さず帰られる・・・

大切に勤めてほしい・・・

子や孫に御教えを伝えてほしい・・・

出てくる言葉の有難いこと。

話を聞かせていただきながら

ご縁を大切に思って下さる方々がいてくださることを力強く思ったことです。

 

でも、コイツに至っては日々抱えるモヤモヤがあります。

こちら側はゆっくりお勤めさせていただきたい・・・

大切に法話もさせていただきたい・・・

若い方々にも一緒にお礼に就いてほしい・・・

なのに、

早く済ませてほしい・・・

簡単でいい・・・

法話もいらない・・・

って言葉をおっしゃる。

この壁をどう越えたらいいのか・・・

どう対応すればいいのか・・・

思い切ってコイツのそんなモヤモヤをさらけ出してみました。

僧侶がしゃべりすぎたらダメなことも重々知った上で尋ねてみました。

宗教離れ・・・

信仰の薄さ・・・

現状の姿をおっしゃられる。

すればどうしたらいいのか・・・

そんな明確な答えは帰りません。

 

でも、何か嬉しくて・・・

こんな吃音住職の言うことを聴いていただけただけでも励みになりました。

 

やっぱりこのまま歩んで行こうと・・・

大切に大切に歩んで行こうと・・・

 

皆様がお帰りになられた後、いつもの夕方のお荘厳。

あの賑やかなひと時はどこへやら、

いつもの静寂の中、一人座ります。

心地いい疲れの中・・・

 

いいひと時でよかったねっておっしゃってくださるような阿弥陀さまを前に

大切に護っていこうと思ったコイツ。


10月の沙羅の会~華葩作り~

2013年10月28日 12時23分47秒 | 徳正寺仏教婦人会 沙羅の会


今月も沙羅の会を開くことができました

《宗祖讃仰作法音楽法要》の和讃のおつとめのあと、ミニ法話《お灯明のはなし》を聞き、今月のうた《夕焼け小焼け》を楽しく歌いました

今月の手しごとは《華葩作り》

華葩とは、お浄土に降り注ぐ花びらで、大切なご法具です

表は、阿弥陀さま、お釈迦さま、菩薩さま、カリョウビンガの絵に皆さんがそれぞれに色をぬりました

蓮台の色も、鳥の羽の色も、雲の色も…一人ひとり好きな色でぬりました

美しいお浄土の世界を想いながら、とてもきれいに色をつけることができましたよ

裏面には仏教讃歌の優しい歌詞を書きました

素敵な華葩……12月21~22日の報恩講にお参りしてくださる方々に差し上げたいな~と思っています

どうぞお参りしてください











絵を描いてくださったのは、松山のお寺の坊守さんです
友紀さん、ありがとうございました