一年に・・・
今年のお取り越しが始まりました。
いよいよだな~って気合い入れます。
予め連絡をさせていただいた時に
「食事は結構ですから・・・」ってお断りしていました。
でも、お参りするなり「お昼の用意をしていますから食べていってよ~」ってご案内下さいます。
「オバちゃん、すいません・・・」
高齢化の波が押し寄せています。
そして・・・
静かに静かに・・・
誰もいなくなるのでしょう。
寂しく思います。
ず~っとお寺を支えてくださるご夫妻です。
でも、この方も高齢です・・・
そのような状態ですからひと時の宿をお借りできるだけでもありがたのです。
食事なんてとてもとても・・・
でもやっぱり「してあげないといけん!」って御苦労かけることです。
「オバちゃん、ごめんね。大変やったでしょう・・・」
「いいえいいえ、何もできないのよ。
一年に一度のことですからこれぐらいはさせてもらわんと・・・」
「すいません・・・」
コイツの目の前でオジさんが一緒に食べておられました。
美味しそうに食事されます。
「お元気でいいですね~」
「食事は美味しく食べれますから~」
「次は分かりません・・・」ってつぶやくオジさんに
「僕も一緒ですよ・・・」
そんな中・・・
御開山をご縁に
ひと時、出会えたことをよろこばせていただきました。